【イヌ、コレ食べた】瞬間接着剤〜口が開かなくなったフレンチブルドッグ

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犬が接着剤を食べちゃうという悲劇ふたたび。今度は瞬間接着剤がパピーのお口をくっつけてしまいました。

ちなみに以前ご紹介したのは、万能接着剤を食べてしまったワイマラナーのお話です。詳しくはこちらをどうぞ。

【イヌ、コレ食べた】万能接着剤〜緊急手術で取り出したのは岩の硬さの”胃の型” | the WOOF イヌメディア


さて、今回の主人公は、フレンチ・ブルドッグのブリーさん(Brie)。いたずら大好きな18ヶ月齢の子犬は、あろうことか瞬間接着剤をガブリとしてしまいました。

接着剤はほんの数秒で威力を発揮。まさに”瞬間的”に粘着し始めます。舌が口の天井にくっつき、さらには口全体が開かなくなってしまったのです。

ブリーは口が開けないことで半狂乱になり、次第に息もできなくなってきます。ブリーの様子に気づいた飼い主のウェルビーさんは(Louise Welby)、愛犬が死んでしまうのではないかと思ったそうです。

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ブリー嬢 image by Dog Ate Super Glue | Vets Now Save Bulldog Brie After Eating Glue

動物病院に搬送されたブリーを担当したのは、グズマン獣医師でした。グズマン氏は接着剤を取り除くためにオリーブオイルの使用を思いつきます。「クリニックに到着したブリーは、呼吸ができず、ひどく苦しんでいました」

「ブリーはひどく興奮していて、検査はできない状態だったんです。まずは落ち着かせる処置をすることを、飼い主さんに納得していただきました」

「ブリーの口と唇の、内側と外側、歯や舌は乾いた接着剤で完全に覆われていました。オリーブオイルを染み込ませた歯ブラシを使い、(接着剤を)ゆっくり拭き取りました。何度もなんども拭きとらなければなりませんでしたが、なんとか全てを除くことができたのです」

獣医師さんのとっさの判断で、ブリーは苦しみと死の恐れから解放されました。 ちなみに、接着剤やラベル剥がしに使える安全な食べ物といえば、オリーブオイル、ココナッツオイル、ピーナッツバターです(instructables)。お困りの際には試してみてください。

さて、イタズラ娘のブリーは、無事におうちに帰ることができました。今回も飼い主さんは、愛犬の安全のためにしっかり配慮をしていました。ブリーには届かない高さのキャビネットの上に、接着剤を置いていたのです。しかし、遊び盛りで元気いっぱいの子犬のパワーは、飼い主さんの予想を大きく上回っていました。

「接着剤はブリーのオモチャを修理するためのものでした。キャビネットの上に置いたので、安全だと思っていたんです。でも、ブリーは近くにあったソファをトランポリンとして使って跳ねて、接着剤を手に(口に)入れたのです」とウェルビーさん。「ほんの数秒でした。数秒で、口が塞がってしまったんです」

唾液と混ざり合うことで硬化してしまった瞬間接着剤。ブリーのようにお口を接着させてしまう恐れもあるので、非常に危険です。また、誤って接着剤や糊を食べてしまった時はすぐに動物病院に連れていくこと。いわゆる「瞬間接着剤はがし」の使用は、毒性や強い刺激などから別のリスクを伴います。絶対に使用しないよう注意をしましょう。


今回の教訓は、子犬のパワーと能力を低く見積もってはならないということです。危険なものは引き出しか、肉球では開けられない戸棚の中に仕舞いましょう。

h/t to Dog Ate Super Glue | Vets Now Save Bulldog Brie After Eating Glue

Featured image credit bitslammer / Flickr

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