【イヌ、コレ食べた】ステーキナイフ〜あと数ミリで死んでいた!子犬が奇跡の生還を果たす

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これぞまさに死亡遊戯。胃の不調で検査に訪れた子犬のレントゲンに写っていたのは、なんと20センチのステーキナイフでした。オーストラリアから届いたニュースです。


検査した獣医師を驚愕させたのは、6か月齢のスタッフォードシャー・ブル・テリアのレキシー(Lexi)。胃の調子が悪いようだと連れていかれた動物病院(the Animal Referral Hospital (ARH))で、ナイフを飲み込んだことが発覚したのです。X線写真には、レキシーの胃の中に堂々と鎮座するギザギザ刃のステーキナイフがしっかり確認できます。

獣医師は慎重に、少しずつナイフを移動させ、45分をかけてナイフの取り出しに成功しました。

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「こんな状態は見たことがなかった」と、バラドック博士(Dr. Jody Braddock)は述壊します。「はっきりしていたのは、命を取り留めるために、できるだけ早くナイフを取り除かなければならないということでした」

「ギザギザの刃や刃先が彼女の臓器を傷つけてしまうことのないよう、ベテナリー・テクニシャン(診療補助等を行う専門家)チームが内視鏡を適切に操作しなければなりません。鉗子を使って慎重に、ミリ単位で動かす必要がありました」

大変すぎる…。チームの努力の甲斐あって、ナイフは無事にレキシーの体から取り出されました。とにかく、よかったです。

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奇跡の生還を果たしたオージーガールは、その後の3日間を集中治療室で過ごすことになりました。内出血や感染から守るため、そして飲み込む時に痛みがないかを確認するためです。そして、10日間は’絶対安静’が言い渡されています。子犬にとっては難しい’絶対安静’ですが、我慢するしかありません。

それにしても、ナイフが胃の中に納まるなんて、それだけで奇跡と呼べるものですよね。飼い主さんは、「死んでしまうと思っていました。治療に当たったチームの皆さんには、感謝の念にたえません」と語っています。

問題のナイフは一体どこにあったのか。実は飼い主さんにも分からないとのこと。ただ、レキシーは’お宝’をカウチの下に隠すことが多くあるため、そこから取り出して’イタズラ’していたのではないかと推測しています。

一方、原因は? 獣医師は、彼女がナイフを食べちゃったのは「不正咬合(こうごう)」にあるのではないかと推察しています。不正咬合とは、上下の歯の噛み合わせ不良のことで、犬種によっては比較的一般的に見られる症状です。歯茎圧迫により生じる痛みから逃れるため、何かを強く噛みたい衝動に駆られた(そしてナイフを噛んだ)というわけです。これはこれで、ちょっと心配ですね。


よかった以外に言葉がない、今回の「イヌ、コレ食べた」。食欲から、イタズラ心から、冒険心から、イヌは様々なものを口にするものですが、原因の一つに「体の不調」というのもあるのですね。

とにかく子犬からは目が離せない!そのことだけは間違いないと思います。

h/t + photos Animal Referral Hospital | Facebook

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