洪水のような犬のヨダレ〜唾液ダラダラの9の原因

健康管理
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唾液とよだれは犬との生活につきものですが、それが多すぎるのならばちょっと心配です。

洪水とまではいかなくても、「多すぎやしないかい!」と言いたくなる犬のよだれ。何が原因なのでしょうか?

・環境が引き起こすヨダレ

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でろ〜ん image by Graeme Bird / Flickr

1. 暑すぎる、そして熱中症

犬は足裏(肉球)からしか汗を出すことができないので、暑い時には体温を下げるためにパンティングして上気道から水分を蒸発させます。口を開けて喘ぐ時間が増えるため、唾液を滴らせることになるのです。倦怠や反応が鈍くなるなどの症状が見られたら、涼しい場所に移動しましょう。

2. 不安、恐怖

不安や恐怖を感じた犬は、呼吸が浅くなったり、パンティングや心拍数増加、さらには胃腸障害(ヨダレ、嘔吐、下痢)を起こすことがあります。車に乗る前などにヨダレがひどくなる場合は、移動への不安が影響している可能性があります。

3. お腹が空いた、それ食べたい

キッチンからの良い匂いは、犬たちにヨダレを滴らせます。お口を閉じさせるために、オヤツやアイスキューブなどの小腹を満たす何かをあげて、ご飯の時間まで待てるようにしてあげましょう^^

・口にしたモノの影響によるヨダレ

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お口に刺さるよ〜 image by 46137 / Flickr

4. 骨や破片を食べた

石や草、何かの破片、木の枝などの異物が挟まっていることがあります。歯茎や舌の裏、歯間や口の天井にくっついていることがありますので、注意深く観察してください。異物により傷がある場合も、同様にヨダレを流すことがあります。簡単に取ることが難しいようであれば、獣医師に処置をお願いしましょう。

5. 植物や毒物を口にした

植物の中には、犬にとって有害なものがあります。また、家庭用品などで犬に毒性のあるものを口にするとヨダレを垂れ流すことがあります。ツツジ科、ユリ科、紫陽花など、犬に危険な植物は様々にあります。危険な家庭用品はこちらを参照ください。

6. 飲んだ薬が影響した

薬の影響で、唾液の分泌を増加することがあります。投薬のタイミングでヨダレが増えた場合は、薬の影響である可能性が考えられます。すぐに獣医師に相談し、投薬の変更や中止を相談しましょう。

・お口トラブルが原因のヨダレ

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ちょっとお口にトラブルが… image by Courtney Nash / Flickr

7. 口腔内に問題がある

歯や口の問題が過剰なヨダレを引き起こすことがあります。歯肉に炎症や赤みや腫れ、歯のぐらつき、出血がある場合、過剰な唾液分泌を引き起こす可能性があります。

・病気によるヨダレ

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クラときちゃった… image by soozums / Flickr

8. 腫瘍、感染症、代謝異常

副鼻腔または咽喉、唾液腺の腫瘍や感染症は、過剰なヨダレの原因となる可能性があります。感染症の場合、いつもの息とは異なる悪臭が伴います。また、膿が出ることもあります。また、肝炎や腎不全によっても、ヨダレがたくさん出ることがあります。

9. 神経障害

狂犬病、嚥下困難、前庭疾患などの神経障害も過剰な唾液を分泌させる原因になります。前庭疾患は、体のバランスが保てなくなったり、ぐるぐる回転するなど症状が出るため、細かく揺れるめまいなどにより、食欲不振や嘔吐、よだれが止まらないなどの症状がみられます。

Featured image credit Michael Simmons / Flickr

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