【犬のウンチ処理】正しく拾って処理も完璧!地域とアナタの健康を守るウンチ拾い

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ウンチ拾いは飼い主の責務!怠ってはならない大切な仕事!

そんなことは分かってる。分かっちゃいるけど、ウンチ拾い業務は結構憂鬱なお仕事ですよね。たまに失敗して手にウンチがピコっとついてしまうと、ちょっとばかしブルーになってしまいます。臭い汚いだけでなく、ウンチを媒介として人間に移される菌や病気は少なくはないのです。

ということで本日は、正しいウンチ拾いと処理の方法について一緒に学びましょう。

なぜ犬のウンチを拾わなければならないのか

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ここは、不適切か…? image by ana erb / Flickr

排泄物が道に落ちているというのは不快なものですよね。それだけで十分な答えになるとは思いますが、一つ付け加えるならば、犬の排泄物が危険だからというのも大きな理由です。

犬の飼い主さんなら「人と動物の共通感染症(人獣共通感染症、ズーノーシス、動物由来感染症と同義語。以降、「共通感染症」という)」という言葉を聞いたことがあるかと思います。共通感染症の感染経路として多くみられるものに、糞口(ふんこう)感染があります。動物を触ったとき、病原体を含む動物の排泄物などが手に付着し、無意識にその手や指を口に持っていって感染する経路です[1]

この糞口感染は犬に限るものではなく、動物の排泄物が付着することで発生するものです。共通感染症の例として高病原性鳥インフルエンザ、オウム病、Q熱、イヌブルセラ症、エルシニア症、サルモネラ症、カンピロバクター症、トキソプラズマ症、イヌ・ネコ回虫症、エキノコックス症[1]などがあります。

ウンチを正しく拾えずに手に付着させてしまったり、それを口に入れてしまうことがあれば、健康な人でも感染する恐れがあるのです。元気いっぱいに愛犬とお散歩をするためには、安全かつ華麗にウンチを拾って処理する必要があるのです。

ウンチの処理方法は市区町村により異なる

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その方法で、いいの? image by Michelle Tribe / Flickr

いうまでもなく、公共の場及び外の施設等のゴミ箱やトイレに捨てるのはNG。例外は、「捨ててもOK」と明示してある施設の指定場所のみです。この場合でも、草や石などが付着している場合は、トイレ詰まりや傷をつける恐れがありますので注意が必要です。

ウンチをどこにどのように捨てるのかは、市区町村の条例等により異なります。トイレに捨てる、生ゴミと一緒に出すなど定められているので、電話やWebなどで確認を。

素敵なウンチ処理グッズを手に入れよう

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におわないね…♡ image by Matt Elsberry / Flickr

・そのまま流せるウンチ袋

トイレットペーパーのような水溶性の紙とポリ袋がセットになったウンチ袋を使用すれば、紙とブツをそのままトイレに流すことができて失敗がありません。サンテックオプト ペット用ウンチ処理袋ポイ太くんが代表的な商品です。

・臭いをシャットアウト!なウンチ袋

生ゴミとしての処理が必要な市区町村にお住まいなら、臭いをシャットアウトする商品の利用がオススメです。うんちが臭わない袋BOSは、ペットの排泄物だけでなく「赤ちゃんのオムツ処理にも使ってます」という利用者もいるほど。防臭効果は非常に高いそうです。

・地球に優しい♡ウンチ袋

Pogi’s わん!だフン処理袋 犬用 生分解性のように、生分解性のウンチ袋もあります。当製品は「地球にやさしいEPIテクノロジーにより18ヶ月程で分解され、公園、海、埋立地の維持管理、保全に役立つエコバッグ」であり、香りパウダーもついていて臭いも気にならない優れモノです。

・華麗にウンチをキャッチするグッズ

ウンチ拾いの基本形は「地面(またはシートや新聞紙の上)のブツを掴んで袋に収める」というものですが、世の中には手の代わりになる商品というものも存在します。輪っかのような形状のものにウンチ袋を付けて使用するキャッチャーや、熊手のようなもので拾うものまで様々にあります。

いざ!正しいウンチ拾いへGo!

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君、ウンチついてるよ! image by Jan Truter / Flickr

Go!とは言ったものの、基本的にはおウチでトイレを済ませ手からお出かけするのが正しい飼い主のあり方。Goの前に「ワンツー、ワンツー」しておきましょう。

家でも外出先でも:基本のウンチ拾い
どんなに準備をしていても、自然に催してしまったらどうすることもできません。以下を参考にして華麗かつ完璧に、ウンチを拾って持ち帰りましょう。

  1. 愛犬が「ウンチ行動」開始:人の往来が多い場所や広いにくい場所で始まったら、できるだけ「もう少し良い場所」に移動したいところ
  2. 着地点予想とシート等の準備:着地点を予想し、さささっとトイレシートまたは新聞紙等を敷く。お下痢やユルウンチの場合に焦らずにすみます
  3. ウンチ着地:着地させずにキャッチできるならば、それに越したことはないのですが、かなりのスキルが必要です
  4. ウンチ拾い:持参したウンチ袋(複数枚、用意しておくこと)に手を入れて捕獲。袋越しにでもウンチをつかむことに耐えられない場合は、トイレットペーパーなどで包んで掴みましょう
  5. 愛犬のお尻拭き:これを怠ると、お尻についたウンチを地面で拭う恐れがあり、何のためにここまで気配りしたかわからなくなります
  6. 洗い流し:ウンチが地面に直接落下した場合は、落下地点周辺を水で洗い流しておきます。人の往来が多い場所に水が流れないよう、方向に配慮しましょう
  7. 家庭で適切な処理:トイレに流す場合は、(1)硬さと量によっては詰まる恐れがあること、(2)トイレットペーパーとブツ以外のものを流さないこと、に注意しましょう。大型犬のウンチによりトイレが詰まったという話はよく聞くものです

  8. 犬や猫との暮らしが多くの人に歓迎されるか否かは、あなたのウンチ拾いにかかっていると言っても過言ではありません。そのウンチ拾いが地域の健康と安全と愛犬を守ります。頑張りましょう!

    ◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
    [1] 人と動物の共通感染症に関するガイドライン – 環境省

    Featured image credit Juan_Alvaro / Flickr

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