【イヌ、コレ食べた】木の枝〜舌の下に30cm近い棒がグサリ

びっくり
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今回の【イヌ、コレ食べた】の主役は、3歳のラブラドール・レトリバーです。投げられたモノを拾ってレトリーブ(回収)することが得意な犬は、大好きな棒に喉の奥を貫かれてしまいました。


30cm近い木の枝を喉に突き刺してしまったのは、イギリス ウォーリックシャー州に住むラブラドール・レトリバーのウィロー(Willow)です。彼女が突然「血も凍るような恐ろしい叫び声」をあげたのは、住宅街の外れにまで辿り着いたお散歩後半のことでした。

ウィローは、苦しげな声をあげながら、口から大量の血を流し、飼い主のヘレン・スピアーズさんを見つめていました。驚いたヘレンさんは、ウィローを連れてすぐに近隣の獣医療センターに向かい、そこで治療を受けることとなります。

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病院で撮影されたX線写真には、ウィローの喉に刺さった約30cmの長い棒が映しだされていました。棒は舌の下から背中の方まで貫通しており、獣医師からは手術を行わなければ命を繋ぐことはできないと告げられます。

約2時間の手術を経て、ウィローの身体から約30cmの木の枝が取り除かれました。幸いなことに脊柱や神経、その他の重要な器官を傷つけることなく貫通しており、執刀獣医師も最低限のダメージで棒を取り除くことに成功しました。

致命的なダメージがなかったことは奇跡以外の何ものでもありませんが、飼い主のヘレンさんの「すぐに病院に連れて行く」という賢明な判断におかげでもあったようです。ヘレンさんはウィローの様子をみて「これは緊急事態だ」と判断し、すぐに病院に向かったのです。

「口を開こうとしたけれど、彼女は鳴くばかりだった。枝の端っこが約5センチほど確認できたけど、このときそれを触ったり引き抜こうと試みなくて本当に良かった」とヘレンさんは語っています。もしも何らかの”緊急手当”を試みていたら、そのために命を落としていたかもしれませんし、後遺症が残っていたかもしれません。

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その後のウィローは、目覚ましい回復を見せています。鎮痛剤と抗生剤は服用していますが、順調に元気を取り戻しており、完全な回復も近いと言われているそうです。

最近は獣医師などから「木の枝をオモチャにするのは危険」ということがよく言われます。実際に枝によって重傷を負う犬も少なくないそうです。取ってこいや咥えたい欲求に応えるのなら、棒のように突き刺さる恐れがあるものではなく、安全な犬用オモチャを選ぶ方が賢明です。

ヘレンさんは、「今回の事故のようなことが起こらない限り、どれほど重大なものになるか想像できないでしょう。でも、本当に容易に起こりうるんです」

「痛みや感情的ストレスは辛いものですが、犬は自分で話して伝えることはできません。こうした事故が怒らないようにするのは、飼い主である私たちの義務です」

h/t to Don’t throw sticks for dogs, vets warn as labrador has stomach pierced by 11 inch branch

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