蚊は、さまざまな病気を運ぶ空飛ぶ注射器。とにかく刺されないように注意することが、とっても大切です。
刺されないようにするために、そして刺されちゃったときのために、覚えておきたい6つのことをまとめました。
1. あなたのワンコに合った「虫よけ」を、正しく使いましょう
最近では、さまざまな投薬方法の防虫剤があります。錠剤、スポット剤、スプレー剤、おやつタイプ、注射のほか、首輪に入れるものなどもあります。愛犬の性格や行動の癖などを鑑みて、何を使うのかを決めてあげると良いでしょう。
使用する際には、どのように使うのかを注意書きで確認しましょう。タイミングを間違えると、薬の効果を最大限に期待することができないだけでなく、ワンコさんの安全を脅かすことにもなりかねません。ここではオリジナリティーではなく、指示通りに従う素直さを発揮しましょうね。
2. 人間用ではなく犬用の虫よけを使いましょう
気になるところをペロペロしてしまうのは、ワンコさんにとっては致し方のないところ。舐めてもOKな成分を使った、「犬用製品」を選んで使いましょう。
人間用の虫よけスプレーは、わたしたちにとっては素晴らしいものですが、ワンコさんたちには有害であることが少なくありません。ディートと呼ばれる、一般的な虫よけスプレーによく使われている化学物質は、犬に吐き気や発作、皮膚のかゆみなどを起こさせる恐れがあり、ときには深刻な症状につながることもあるのです。とにかく舐めてしまわないように注意すること。気になる症状があらわれたら、すぐに獣医さんの指示を仰ぎましょう。
3. 蚊の多い時間帯、多く発生する場所を避けましょう
人間のラッシュアワー同様、蚊にも最も活発に活動する時間帯があります。ズバリ、明け方と夕暮れです。これらの時間帯のお散歩を避けることで、虫に刺されにくくなります。
また、蚊が発生しやすいのは以下のようなところです。
- 放置された空き缶や空き瓶
- 植木鉢の受け皿やバケツ、ジョウロなど
- 放置された子供の遊び道具
- 古タイヤ
- 雨よけシート
- 詰まってしまった側溝や雨どい
4. 家の周りに水が溜まるのを防ぎましょう
蚊は人間同様、生きるのに水が必要です。上に記した「蚊が発生しやすい場所」は、蚊が水へアクセスできる場所とほぼイコール。こうした場所をつくらないことが、蚊の繁殖活動を防ぐ最も良い方法であり、蚊の被害を防ぐ最初の一歩です。
家の周りにも、エアコンの前の水たまりやなどの水が溜まりっぱなしの場所をつくらないようにしましょう。植木の下の水受け皿も要注意。数日間、溜まりっぱなしの水は、捨てるようにしましょう。もし外飼いのワンコさんであれば、飲むお水が古くならないよう気をつけてあげること。猛暑の時期には、涼しいお家で過ごさせてあげるほうが良いですね。
5. 蚊の侵入口をブロックしましょう
ほとんどの蚊は、開いた窓か、破れた網戸から入ってきます。もし朝起きて腕に新たな虫刺されを見つけたら、家の網戸は役に立っていない恐れがあります。
網戸の穴や避け目は、蚊や他の虫たちの侵入を許してしまう原因です。エアコンと窓枠、そのほか侵入可能な隙間はないでしょうか?発見したらできるだけ、塞いでしまい、自らと愛犬を守りましょう。
6. 自然派の虫除けもお忘れなく
一般的な防虫用の商品は、化学物質を使っているから嫌だなぁ。そう思う方なら、大切なワンコにも安全なものを使ってあげたいと願うはず。自然由来の成分からなるものにも、とてもよく効くよく虫よけはありますよ。有名なのは、レモンユーカリオイル。蚊が大嫌いなニオイなので、お近づきにならずにすみます。ゼラニウムオイルと大豆油も、混ぜて使うと虫除けに使えます。
ドラッグストアなどで既製品を買うこともできますし、自分自身でオイルを調合し、独自の虫除けスプレーを作ってもOK。ただしそのときは、そのオイル等が犬にとって安全であるか、都度確認する慎重な飼い主さんでいることは重要です。
大好きなワンコさんを「虫持ち」っコにさせないためにも、蚊の対策は万全に。刺されると本当に、うっとうしいものですからね。
h/t to How To Protect Your Dog From Mosquito Bites, 翻訳:鹿子
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