ペットの緊急医療月間（American Red Cross’s Pet First Aid Awareness Month）は、飼い主にペット動物の安全と健康を守ることの重要性について再認識してもらい、知識やスキルブラッシュアップを図る機会としてもらうことを目的として、アメリカン・レッドクロスが定めた期間である。

暖かくなる季節を迎え、熱中症を始め害虫の発生や誤食など、様々な危険がペット動物を襲う。ペットが命や健康被害に遭うまでは、緊急医療の存在は無視されがちであるが、リスクを知り備えておくことがペットたちの命を守ることにつながると同団体は強調する。

ペットたちの健康を守る方法として挙げられているのは以下のとおりである。

• 十分な運動
• 新鮮で冷たい水をたっぷり飲ませる（熱中症対策）
• 獣医師による毎年の定期健康診断、ワクチン接種（特に狂犬病）
• 去勢及び避妊
• 外ではリードを装着する
• 心肺蘇生法（CPR）について知っておくこと。基礎的な緊急医療ケアを施せるようになっておく

また、以下の備えておきたいとする緊急事態に

• 緊急時の避難計画を立てておく
• 緊急時のペット避難先（友人、親類など）を探しておく
• 緊急避難セットを用意（フード、水、常備薬、保険情報、獣医師情報、ペットの最近の写真、医療メモなど

アメリカン・レッドクロスでは、犬猫の救急医療について学ぶことができる基礎テキスト及び緊急時のチェックリストを配布している。

Featured image credit Danny Plas / Flickr

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