犬オーナーの多くが「イヌと寝るのは悪いもんじゃない」と回答(米調査)
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犬とベッドをシェアすることについては、賛否両論、様々な意見があります。衛生面から考えると、別々に寝たほうが良いことはわかっているとしても、大好きなワンコと一緒に寝たくなってしまうのが飼い主ゴコロというもの。少なくはない犬オーナーが、ワンコとベットをシェアしているようです。
ただ、気になるのは「ペットと一緒でも、しっかりと休むことができているのか」という問題。もし、一緒に寝ることによって安眠が妨害されているのだとしたら、ちょっと考えちゃいますよね。
41%の飼い主が「安眠妨害されていない」
2015年12月、「ベッドルームにペットがいることは問題か?(”Are Pets in the Bedroom a Problem?)”」という報告書が発表されました。アリゾナにあるクリニックが発表したショートペーパーで、クリニックの患者150人を対象に行った質問票とインタビューで構成された内容です。
対象者の49%(74名)がペットを飼っており、そのうちの56%はペットがベッドルームに入ることを許可しています。うち、20%はペットが睡眠を邪魔すると回答したものの、31名、すなわち41%は邪魔をしてこないし、むしろ良い影響をあたえてくれると回答したそうです。ペットと寝るとリラックスできるし、安心感を与えてくれるから寝つきが良くなる、という意見もあったそうです。
妨害されているかもしれない。でも安心させてくれる
これは150名を対象として実施した小規模な調査ですし、質問紙やインタビューという主観が絡む手法を使っていますので、この結果をもって「犬は睡眠を邪魔しない」という結果にはつながりません。
調査からわかるのは、定期的にクリニックを訪れる患者さんの半分はペットと寝ていて、そのうちの41%は「ペットと寝るのは悪くない」と分析している、という点。「みんなペットのことが好きなんだなぁ」ということは良く分かる。
一方で、「安心して寝つきが良くなる」というのは、肌感覚的には合っているような気もします。フサフサした被毛に顔を埋めて、体温を感じながら目を閉じると、自然に夢の世界へ誘われるのは私も同じ。しっかりと目を開けていなければならないお昼の時間帯は、効果てきめんです。
ということで、やはり「犬と寝ても良いか、寝るのはダメか」という疑問への明確な答えはなし。私の勝手な結論は、「犬は素晴らしい睡眠導入剤。しかし、しびれ(腕枕)や悪夢を見る(重い)といった副作用があらわれることがある」と言ったところでしょうか。
まぁとにかく、ベッドに入れるのなら衛生面への配慮は忘れずに〜。
[1] Krahn, L. E., Tovar, M. D., & Miller, B. (2015, December). Are Pets in the Bedroom a Problem?. In Mayo Clinic Proceedings (Vol. 90, No. 12, pp. 1663-1665). Elsevier.
[2] Should you share your bed with your pet? – CBS News
Featured image from Kyle Greenwell / Flickr
あなたは愛犬と一緒に寝る派ですか?それとも寝ない派ですか? | the WOOF
by Atsuko みなさん、こんにちは。イギリスでは夏時間が終わり、夕方4時過ぎにはもう日が暮れていきます。すっかり、年の瀬を感じさせる時季になりました。