米アリゾナ州で、9年前に盗まれたとみられるシー・ズーが無事に帰宅し、家族との再会を果たしました。
奇跡の生還を果たしたのは、15歳になるブラウニー(Brownie)。目は見えず耳も聞こえなくなっているブラウニーは、健康状態も非常に悪いとのこと。彼を保護したレスキュー団体は、何年も飼育放棄されたうえで捨てられたのだろうと見ています。団体に勤めるハメルさん(Kathy Hamel)によればブラウニーは、「一つの部屋から他の部屋に移動するだけでも大変」なのだそう。「誰かがこの(施設の)近くに連れてきたのだと思う。コヨーテの餌にならなかったのが不思議だ」と米テレビ局Foxに語っています。
Nine years later, stolen pet returned to owner https://t.co/U36DlwnJrZ pic.twitter.com/fusJGeKfx0
— FOX 4 NEWS (@FOX4) 2016年11月12日
迷子犬発見時のお約束、マイクロチップのスキャンによって、彼の名前と家族がわかったそうです。しかし残念ながら情報は古く、家族と連絡を取ることはできなかったのです。
団体の職員がSNSを使って捜索をし、ブラウニーの家族に行き当たりました。家族であるヴァカさん(Amy Baca)は、「信じられない。ブラウニーに再会できるなんて思ってもみなかった。ペットとの再会に力を尽くしてくださったことに、とても驚いています」
迷い犬になってしまったコや盗まれたペットは、数少ない幸運なコを除いては、非常に厳しい暮らしを強いられることは想像に難くないものです。少しの間でも係留はしないこと、逃走癖のあるコはしっかり対策をすることに加え、マイクロチップやIDの装着などの「今できる準備」はしっかりとしておきましょう。
一方で、盗まれたり迷い犬になって長い時間が経ったとしても、家族の元に戻る事例もあるのです。悲しい思いをしている犬と飼い主さんの希望になることを願ってやみません。
h/t to Stolen pet returned nine years after it went missing – Story | KDFW
Featured image credit Mickey / Flickr
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