イヌ、家族の命を救う〜自動運転をはじめた乾燥機からお子さんを救ったコッカプー

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愛らしいコッカプーは、フカフカ被毛で心を癒すだけでなく、家族に異常を知らせることで子供の命を救いました。

ヒーロー犬と賞賛されるのは、アイルランドに住むコッカプー(アメリカン・コッカー・スパニエルとプードルを掛け合わせた犬種)のテディ(Teddy)。ダッフィ家の次男である5歳のライリー君を、恐ろしい乾燥機から守ったのです。

父親のアーロンさんによれば、ダウン症児のライリー君は熱心な”隠れんぼプレイヤー”。常に良い隠れ場所を探すライリー君の目に留まったのは、ダッフィ家の6人家族を支える巨大な乾燥機でした。ただしこの乾燥機、隠れ場所としては最悪で、扉を閉めると乾燥が自動的にスタートする仕様になっていたのです。

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自動的に動き始めた乾燥機は、ライリー君はゴロゴロ転がしただけでなく、熱風にも晒しました。テディの咆哮がなく、すぐに助けられることがなければ、この話は悲劇に終わっていたでしょう。2010年には英国で、隠れんぼをしていた4歳児が死体で発見されるという痛ましい事故が起こっています。粗暴な乾燥機によって、ライリー君の命を落としていたかもしれないのです。

しかしフワフワのヒーロー テディは、そんな悲劇が起こることを許しませんでした。乾燥機に入り込むライリー君を見た賢い犬は、そのことを家族に伝えるために狂ったように吠え始めたのです。それだけでなく家族のいる2階に上がり、掃除をしていたライリーの母親に階下に行くよう求めました。その時の様子について母親は「その時私は、掃除機をかけていました。犬が2階に上がってきて、興奮して部屋に入ったり出たりしたんです。ついてきてって求めている感じでした」と語っています

テディの示す先は、動き続ける乾燥機。扉の中は暗いため、はじめはライリー君の存在に気づくことはできませんでした。しかし扉の向こうにiPadが見え、何が起こっているのかわかったのだそうです。

母親はすぐに乾燥機の動きを止め、ライリー君を救出しました。

事故により、頭部外傷と火傷を負ったライリー君。幸運なことに怪我の程度は酷くはなく、時間が経てば治癒するものだということです。「テディがいなければどうなっていたか。考えるだけで恐ろしい」と語る父親は、手放しでヒーロー犬を褒めちぎりました。

「テディは本当に素晴らしい犬だ。最高だよ」

Featured image by Dog Rescues Young Boy Trapped In A Dryer (Video)

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