【夏のお散歩、夜でも危険】気温が下がった後の散歩で命を落としたフレブルの話

ニュース
この記事をシェアする

犬にとって暑さは大敵、真夏の熱さは命に関わるということは、すでに皆さんご存知のことと思います。

危険な夏〜愛犬を脅かす暑い時期の5つの危険 | the WOOF

しかし’犬が体感する暑さ’については、頭で理解していても、実際のところはよくわかっていないというのが私たち人間です。

犬を愛している人で気遣いしている人でも、犬を喪ってしまうことがあるのです。犬を熱中症で亡くした英国人女性が、その危険についてFacebookで呼びかけました。

夜まで待って外に出た〜パンティング、そして発作が起こる

事故が起こったのは、イギリス中北部のウィラル地区。最高気温がおよそ29度に達する日もあった週、飼い主のコートニーさん(Courtney Rogers)と母親が、2匹の飼い犬を散歩に連れ出しました。スタッフォードシャー・ブル・テリアのカポネ(Capone)と、フレンチ・ブルドッグのヘンリー(Henry)です。

コートニーさん曰く、散歩に出たのは十分に気温が下がった夜だったそう。「路面が彼らにとって熱すぎないか、実際に手で触れて確認した」と言います。もちろん、水も持参していました。

しかし、出発後すぐに4歳のヘンリーが異常な勢いでパンティングを始めます。パンティング(浅速呼吸)とはハァハァと激しく呼吸すること。体温調節のために行うものですから、日常的に観察できる呼吸ではありますが、それが異常なほど早く激しい場合には、熱中症や日射病あるいは他の病気が心配されます。ヘンリーのパンティングはかなり激しかったようで、更に「日陰を見つけてパタリと倒れこみ、決して動こうとはしない」状態に陥ります。

他の家族の車での迎えを待つ間、ヘンリーの身体を冷やす努力が行われました。水をかけたり、濡らしたタオルで体にかけたりといった応急措置です。しかし、何回かの発作の後、ヘンリーは虹の橋を渡ってしまったのです。

お散歩はお休みか短め、異常を感じたらすぐに止めること

957 2

image by Courtney Rogers / Facebook

私たちの目を覚まさせてくれるのは、コートニーさんたちは”暑さは危険”を理解している飼い主だったということ。そしてヘンリーがまだ若い犬だったということです。真夏の暑さを侮るなかれということを、本当に思い知らされます。子犬、老犬、小型犬、鼻ぺちゃ犬(ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、シーズー、ボストン・テリア、ポメラニアン)は特に注意が必要です。

お散歩はやめて家で遊ぶ、お仕事(排便・排尿)が済んだら家に戻るといった配慮はもちろんの事、愛犬に異常が見られたらすぐに休みを取る、日陰やクーラーのあるところに避難することが必要です。つまり、「逃げ場があるお散歩コースを選択する」ことはとても重要です。特に要注意犬を連れてのお散歩は、必ず動物病院や休み場所を頭に入れてから出発しましょう


同居犬のカポネも悼むヘンリーの突然の死。コートニーさんは、こうした事故を一つでもなくしたいと今回の話を公開しました。本当に、無理は禁物。犬たちの健康を気遣って、無事に食欲の秋を迎えさせてあげましょう!

h/t to Courtney Rogers – *Important For All Dog Owners* Since yesterday…

夏対策は万全に〜フサフサしてても日焼けする!ワンコたちを紫外線から守るのだ!! | the WOOF

暑さが苦手なワンコたちにとって、厳しい季節がやってまいりました。 いやあ、今年も暑い!コートを「脱ぐ」ことができないワンコたちのことを思うと、かわいそうになっちゃいますね。 少しでも快適に過ごしてもらうために夏対策は万全に。今回は夏の外遊びを楽しみたいアクティブなワンコのために、日焼けのこと、そして日焼け止めについてまとめてみました。

the WOOF イヌメディア > すべての記事 > イヌニュース > ニュース > 【夏のお散歩、夜でも危険】気温が下がった後の散歩で命を落としたフレブルの話

暮らしに役立つイヌ情報が満載の「theWOOFニュースレター」を今すぐ無料購読しよう!

もっと見る
ページトップへ