犬仲間と育つことは大切だ!〜”強面先輩”ロットワイラーがビーグルの子犬に愛情あふれた教育を施す【動画】

生態・行動
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ロットワイラーという犬種に対して、どんなイメージをお持ちですか?

「警察犬、優秀な警備犬、そして軍用犬として活躍している犬」でしょうか。あるいは筋肉質で骨太の体格から、「怖い犬」と感じる方もいらっしゃると思います。DogsBite.orgのまとめによれば、米国およびカナダで1982年9月から2015年12月末までに発生した犬による事故のうち、ロットワイラーによる死亡事故は85件。1位のピットブル(295件)には及びませんが、残念ながら2番目に多い件数となっています。

件数が多い、すなわち怖い犬?といえば、そんなことはありません。件数が多い理由には、もちろん死亡事故に至るほど噛む力が強いという犬種の特性もあるでしょうが、欧米では毎年ベスト10内にランクインするほどの人気犬種で飼育数が多いこともあるのでしょう。人気の秘密は愛嬌ある性格、ファニーといってよい愛嬌ある顔立ち(トップの表情を見て!)、そして訓練のしやすさにあるようです。

どのワンコもそうですが、十分な運動と犬種の特質に合わせた訓練を施せば、愛情たっぷりなフレンドリーな犬に育つものです。ロットワイラーだって、愛にあふれたイヌ属なのですから!

本日ご紹介する動画は、ロットワイラーのマーロウ先輩がビーグル・パピーのインディに「とりゃ〜」と攻撃されちゃう内容です。「パピーパンチをくらえ!」と言ってるか言ってないかはわかりませんが、インディの攻撃に手加減はなし。それを受けて立つマーロウ先輩は、「コラコラ。他人(犬)さまが痛いと感じるような噛み方をしちゃあいけないよ」とか、「お友達と仲良くしたいなら、遊び方や誘い方を工夫しなきゃダメだ」とか、教育的指導をガンガンいれていきます。

んがぁ〜と口を開くと立派な歯並びがコンニチハしてくるし、見開いた目は迫力があるし、インディを前脚で押さえつけたり、「パクリ」してしまうシーンでは、「ギャ〜、先輩やめてあげてください!」と声が出てしまいます。いやでもしかし、さすが強面先輩。程度ってものをわきまえていらっしゃる。しつこいパピーの遊び攻撃にも耐え、優しく指導してあげます。

途中でインディが先輩の「大切なところ」をペロペロかガブガブするシーンがわたしのお気に入り(上のGIF参照)。

むしろ「かわいい子犬」のほうが凶暴な”Beagle Puppy Attacks Rottweiler“はgforsさんによるもの。2分55秒のドキドキ指導をお楽しみください♪


[1] Dog Attack Deaths and Maimings, U.S. & Canada, September 1982 to December 31, 2014 by DogsBite.org

Featured image from Beagle Puppy Attacks Rottweiler / YouTube

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