the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、2013年に誕生したパロディ仮想通貨のDogecoinの市場価値が10億ドル超となったニュースです。割安感から取引が加熱したパロディ通貨は、最近数週間で400%以上の値上がり記録しています。
Dogecoin(DOGE、ドッグコイン)は、2013年に誕生したAltcoin(※)。元々はビットコインを巡る狂騒をからかう目的でつくられたパロディ仮想通貨です。マスコットには、当時ネットで大受けした柴犬(@kabosumama)を採用、名前にDoge(犬を意味するネットスラング。Doggoと同義)を含むなどネタっぽさは満載ですが、先月から取引が活発化し価格が爆上がりしました。
急騰の理由は、「割安だから」。他のAltcoinの価値が上がる中、安いドッグコインに注目が集まったっというわけです。
Altcoin=アルトコインは、 alternative coinの略で、直訳すると「代わりになるコイン」のこと。現在ではビットコインの代替通貨を指すことが一般的なようです。
CoinMarketCapによれば、現在市場には1000以上の仮想通貨があり、その総価値は7,500億ドル以上、bitcoinが占めるのはその40%ほどとのこと。Altcoinの有名どころはEthereumとRippleで、後者は昨年35,000%の驚異的な上昇をみせました。ほとんどの新規参入者にとっては、これらの有名通貨は高価過ぎて手が出せず、ドッグコインのような”安価な”コインに注目が集まったというわけです。
ということで”イッヌコイン”は、先月は400%以上の値上がりを記録。CoinMarketCapのデータによると1月4日現在の市場価値は、約17億ドルとなりました。
ドッグコインの創設者であり、2015年にチームを去ったジャクソン・パーマー氏は、ドッグコインの急騰がAltcoin市場の現状を説明していると語っています。市場関係者は、新投資家にある「(高い価値が認められている仮想通貨の)クリプトカルト投資に乗り遅れた」という焦りが、現在の状況を生み出していると分析しています。
でも、もしかしたら全世界の犬が投資しているのかもしれませんけれど。
h/t to USA TODAY – Market excess? Parody cryptocurrency dogecoin now worth more than $1B