95%が水分の、まさに食べる水と呼べる夏野菜 きゅうり。犬が食べても安全です。水分補給に、またカロリーが気になる犬のダイエットおやつとして取り入れましょう。
キュウリを食べることの利点
キュウリは犬にとって安全な食べ物[1]。低カロリーで水分豊富、そしてカリカリとした食感で犬の「噛みたいキモチ」「食べたいキモチ」も満足させます。
暑い夏や乾燥しがちな冬の時期の水分補給に、ダイエット時のオヤツやトッピングに、そしてトレーニング用トリーツなどなど、様々に活用できます。
ただ、キュウリはそれほど栄養分を多く含む野菜ではありません。もしかしたら息の臭さを緩和してくれる効果くらいはあるかもしれませんが、健康上の利点を期待するなら他の食材を選んだ方が良いでしょう。
どのくらいの量を、どのように与えればいいの?
きゅうりは、丁寧に洗って農薬や化学物質を取り除き、小さくカットするか、すりおろして与えましょう。そのままでも、いつものフードへのトッピングとしても与えられます。
1日の食事量の10%を超えない量で、犬の様子やウンチの硬さを確認しながら与えましょう。
注意すべきはどんなこと?
きゅうりを与える際に注意すべきは、過食と窒息です。
犬にきゅうりを食べさせすぎたとしても、健康上の重大な問題を引き起こすことはありませんが、胃の痛みや下痢などの原因になる可能性はあるので注意です。
早食いワンコは特に、窒息には注意です。必ず一口大にカットするか、すりおろして与えましょう。犬がきゅうりを前脚で抑えてカリポリする様子はとても可愛らしいのですが、窒息のリスクを伴いますので全くオススメはできません。
漬物、ピクルスには、たくさんの塩分と酢が含まれています。こうした味付けのきゅうりに関しては、消化器系に大きな負担を与える恐れがあります。絶対に与えてはなりません。
きゅうりは、水分補給やダイエット時に活用できる便利な野菜ですが、栄養上の利点はほとんどありません。きゅうりを好まない犬に、無理して食べさせる必要はありません。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Cucumber | ASPCA
[2] Can Dogs Eat Cucumbers? – American Kennel Club
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ほうれん草〜健康犬をつくる栄養野菜、ただし長所と短所あり | the WOOF イヌメディア
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