チョコレート〜たくさん食べると中毒に!犬には与えないのが基本

食・フード
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チョコレートは犬に有毒で、犬のサイズ、そして口にしたチョコレートの種類や量によっては、深刻な健康被害をもたらす可能性があります。

チョコレートが犬に有毒である理由

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image by Viktor Forgacs / unsplash

チョコレートはメチルキサンチンを含むカカオの木の苦い種子から加工されます。メチルサンチンには、カフェインとテオブロミンが含まれており、これらが細胞の表面上の受容体に結合し、他の天然化合物の結合をブロックすることで身体に影響します[1]

人間と異なり、メチルキサンチンを効率的に分解し排出することができない犬は、これらに敏感に反応します。メチルキサンチンが含まれる量は、チョコレートの種類によって異なります。一般的にチョコレートが濃くて苦いほど、心拍数を急激に押し上げて神経系を刺激しするリスクが高くなります。

どれだけ食べると中毒症状を起こすの?

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image by es / Flickr

チョコレートは犬には必要な食べ物ではありませんから、わざわざ与える必要はありません。とはいえ、チョコレートは私たちにとっては日常的なオヤツですから、犬が偶然に口にする可能性はゼロにはなりません。

自分の犬がどのくらいの量を食べるとどうなるか、イメージを持っておきましょう。

犬に有害なテオブロミン量[2]

  • 体重1kgあたり20mgのテオブロミンで、多動性や嘔吐・下痢などがみられる
  • 体重1kgあたり40mgを超える量では脈拍異常、高血圧、不整脈など心臓徴候がみられる
  • 体重1kgあたり60mgを超える量で震え、痙攣、発作などの神経学的徴候
  • 体重1kgあたり約200mgで合併症がみられ死にいたることがある

チョコレートの種類と1gあたりに含まれるテオブロミン量の目安[3]

  • ミルクチョコレート:2〜3mg
  • ダークチョコレート:6mg程度
  • 製菓用チョコレート:15〜18mg
  • 乾燥ココアパウダー:30〜32mg
  • ホワイトチョコレート:はあまり含まれていない

「ずっと変わらない美味しさ」を誇る明治のミルクチョコレートは50g。テオブロミンは100~150mg含まれている計算です。30kgのラブラドールならケロリとしているかもしれませんが、2kgのチワワだと嘔吐や下痢に加え心拍数の増加が見込まれます。

中毒の影響は、食べた量と犬の大きさに依存します。例えば、200gのミルクチョコレートを食べたラブラドールサイズの犬は、嘔吐や下痢などの胃の混乱をきたす可能性があります。 500gでは心臓血管の問題や心拍数の増加が見込まれます。 750gを食べると発作につながる可能性があります。

犬のチョコレート中毒

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image by Lisa Nagorskaya / Shutterstock

チョコレート中毒の症状は、通常、犬がチョコレート等を口にした後6〜12時間以内に現れ、最大で72時間ほど継続する可能性があります。懸念される症状は以下のとおりです。

  • 嘔吐・下痢
  • 体温の上昇
  • 多動
  • 荒い呼吸
  • 心拍数の増加または異常
  • 低血圧
  • 排尿の増加
  • 震え・発作
  • 心不全・昏睡・死

心臓病を患っている老齢の犬や犬は、チョコレート中毒による突然死のリスクが非常に高いので注意が必要です。子犬はどんなものでも口に入れる可能性があるので、チョコに限らず食べ物の出しっ放しはNGです。

また、犬は優れたにおいの感覚を持っているので、チョコレートの隠し場所を見つけるのは難しくありません。隠し場所は犬の肉球が届かない場所にしましょう。


万が一、誤って口にしたとしても、微量であれば症状は出ません。また、よほど大量に食べなければ、死に至ることもありません。慌てず騒がず、犬の様子を観察し、異常があれば動物病院に連絡をしましょう。

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Fact or Fiction?: Chocolate Is Poisonous to Dogs – Scientific American
[2] Chocolate Poisoning in Dogs | VCA Animal Hospital
[3] Dog Has Eaten Chocolate | Advice If Your Dog Ate Chocolate | Vets Now

Featured image credit 8 Kome / Flickr

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