忙しい犬ママ・パパなら「あ〜、今日はお散歩行ってる時間がもったいない!」って思っちゃう時、ありますよね。実は私、そんなことはしょっちゅです…。
愛犬の情熱にほだされて外に出たのはいいけれど、気になるのはアレやらなくちゃ、コレどうなってるんだっけなど、お散歩以外のことばかり。お友達と遊びたがったり、ニオイ嗅ぎに時間をかける我がコを見て「あぁもう。早くしてくれんか!」と思ってしまうこともしばしば。引きずるように連れて帰り、時には外出、時には仕事に没頭。
ふと、我に返って「すまん、私が悪かった」と思うけれども、やらなきゃいけないことが山積みだとか、締め切りが迫っているとかの時には、どうすることもできなかったりします。
退屈は犬たちの心も身体も蝕んでいく
the WOOFのような犬の飼い主さん向けサイトを読んでいる人には「わかっとるわい!」な話ですが、運動不足、ふれあい不足は犬にとっては辛いものです。身体を動かしたり、外のニオイを嗅ぎたいのは犬に備わった本能で、これが叶わないとなるとそのストレスをどこか—例えば身近にあるものを噛んでしまったり、枕の羽毛を引っ張り出したり、バウバウと吠えてしまったり–で発散してしまうのです。
疲れた犬は幸せな犬。退屈な犬は寂しい犬…。できるだけ寂しい犬にはしたくないですよね。でもでも、1日2回のお散歩は無理だし、毎日毎週ドッグスクールに通わせることはできない…。そうお悩みの犬ママ・パパに、今日は10分以内で出来る愛犬を笑顔にする工夫をお届けしたいと思います。
1. お食事の時間を遊びの時間に
大好きなゴハンの時間に、頭も使ってもらいましょう。普段のご飯を使って遊びながら食べられる玩具を使うのも一つの手です。
うーむ、お金を使うのはちょっと…というのであれば、フードボウルにテニスボールをドン!と入れてあげるというのはいかがでしょう。早食い対策用ではあるのですが、邪魔物をどかしながら食べるという新しい刺激に犬たちも興奮です。テニスボールでなくても犬用おもちゃなど、ワンコが噛んでも安全で誤食しない物であればOKです。
手作り知育玩具だって簡単に準備できますよ。逆さにした複数の紙コップ(小型犬ならお弁当用の仕切りカップでも)のうちの一つにフードを忍ばせて、当てっこするゲームをメインのお食事前に導入。正解できたら、ゴハンの時間というわけです。
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2. お食事の時間にトレーニングを追加
ゴハンを食べさせる前にコマンドの練習を一つ追加するというのでも良いと思います。我が家では、いつも伏せの体制ができたら「OK!」を出して、「いただきます」としています。忙しくてあまり遊んであげられない時は、ここに1回、”おすわり”を追加しています。ゴハンを前にすると、苦手なコマンドだって頑張ってやってしまうのが我が家の犬。”伏せ→おすわり→伏せ”の流れが上手にできるようになったのも、忙しい時期のおかげかもしれません。
3. お散歩コースを変える
これは王道で、多くの飼い主さんが使っている手かもしれません。忙しい時はとにかく、いつもは使っていない小道に入っちゃってください。普段と違う風景と、普段と違う匂いがすれば、ワンコ達の退屈で寂しい気分も吹っ飛んでしまうというものです。
飼い主さんも慣れっこになっているいつもの道だと、犬や道程に意識を向けることなくお散歩を終えてしまいがち。いつもと異なる道を使えば、「この道使って、ちゃんと家に帰れるかなぁ」などと意識が”イマ・ココ”に戻ってきます。心配事でいっぱいになった頭の中をスッキリさせる効果もありますよ。
お散歩の時間を変えるというのも、王道かもしれませんね。時間を変えるだけで、出会う人も出会う風景も違ってくるものです。新しいワンコとの素敵な出会いがあれば、愛犬の交友関係も広がっていきますよ。
4. お散歩の時間にアジリティの練習を
どうしても時間がない!遠くには行けない!という時には、家の近くでアジリティを楽しんでみるというのもオススメです。車止め(公園などの入り口にある車などの走行を防止する構造物)やゲートを使ってスラロームの練習をしてみたり、階段を昇り降りしてみたり、道の排水溝をジャンプしてみたり。外にある様々な”障害物”を使って遊んでみれば、犬ママ・パパ自身にも良い運動になるというものです。
脚腰の状態が心配なワンコさんは、無理をしすぎないように気をつけてくださいね。
5. 軽いマッサージをしてあげる
疲れ果てて、愛犬と遊ぶ気にはならない…。遅く帰ってきて、愛犬と遊ぶ気力がない…。などなど、気力も体力も使い果たしてしまった方にオススメなのは、愛犬にマッサージを施すことです。力尽きてテレビの前にぼんやり座っているならば、その時間を愛犬とのふれあいタイムにしてしまいましょう。
ワンコを膝に乗せ、足先からマズルの先までさすってあげる。お腹を優しくほぐしてあげる。首のあたりをモミモミしてあげる。簡単なもので良いのです。愛犬の体温を感じつつ、フサフサな被毛をなでてあげれば、飼い主さん自身の心もほぐれてくるハズです。
6. 新しい言葉を教える
い、忙しい。もうひたすら、おもちゃを投げるしかできない…。
そんな時は、そのおもちゃに名前をつけて、その名前を覚えてもらうという工夫を凝らしてはいかがでしょうか。そのうちに、名前に反応してそのオモチャを持ってきてくれるようになるかもしれません。持ってきた時に全力で褒めてあげること、そしてコマンドでオモチャを放す練習をすることを忘れずに。この時にできるだけ触れ合ったり話しかけたりすると最高に良いですよ(飼い主さんの罪悪感を軽減することにもつながります!)。
7. 新しいコマンドを教える
新しいことに挑戦するのは、犬にとっても人間にとっても大きな刺激になります。あまり負担にならないよう、カム、リリース(オモチャを放す)、待て、スピン、お手など簡単なものを選択しましょう。
新しいコマンドはちょっと無理、というのなら、待てと伏せの併せ技を練習するとか、待ての時間を長くするとか、すでにできているものを完璧にすることに注力すると良いでしょう。頭を使って考えることが脳に良い刺激を与えるのは私たち人間と同じです。お散歩は短かったけどその分トレーニングできたなら、犬たちをグッタリさせることにも成功しているはずです。
忙しくて十分に犬たちの相手をしてあげる時間がない時など、皆さんはどのような工夫をされていますか?こんな工夫をしているよ!という方がいらしたら是非、the WOOFまでお知らせください。写真を添えていただけると更に嬉しいな。
Featured image from Cedric Ramirez / Flickr
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