ゴルフを嗜むパパママは注意ですぞ!今回の【イヌ、コレ食べた】は、ゴルフボールをパクリしちゃったダルメシアンのお話です。
口にしたのはたった1個のゴルフボールでしたが、処置が遅ければ命を奪っていたかもしれない危険プレー。まさに「ファー!」
エジンバラに住むハーヴェイさんは、愛犬のダルメシアン ポンゴの様子がおかしいことに気づき、動物病院の門を叩きました。
診察にあたったヘプナー獣医師は、ポンゴが尿路結石に苦しんでいるものとあたりをつけました。ダルメシアンの多くは尿酸の分解について生まれながらに問題を抱えていることが多く、これが尿路結石などの問題を引き起こす事例がよく見られるからです。
そこでヘプナー獣医師は、主に膀胱の様子を確認するためにX線検査を行い、膀胱自体には異常はないことを確認しました。しかし同時に、「そこにはあるべきではないもの」の存在も確認してしまったのです。
「形からみて、ボールとかそれに類するものだということはわかりました。しかし、どのタイプのボールかは正確かは分かりませんでした」とヘプナー獣医師。「ただ、これが(身体の中を)通過するには大きすぎること、そして動き始めたら胃や腸で閉塞を起こす恐れがあることは見て取れました」
ということで、謎のボールらしきものは手術により取り除かれることとなりました。胃の中に居座っていたのがゴルフボールであることは、手術ののちに判明したそうです。
飼い主であるハーヴェイ氏は、ポンゴがゴルフボールを飲み込んだことに大きなショックを受けたと語っています。「地元のゴルフコースによく散歩に連れていくんです。彼はロストボールで遊ぶのが好きだから。でも、一度たりとも飲み込むのを見たことはなかったんです」
「胃の中にあったのがゴルフボールだったというのには、本当にびっくりさせられました」
「摘出されたゴルフボールは、戒めとして取ってあります。願わくば、ポンゴも何かを学んでいてくれれば良いのですが…。今週末はマスターズを観戦する予定ですが(事故があったのは4月初め。マスターズは4月の第1週です)、ポンゴはゴルフにはうんざりなんじゃないかな」
今回は、犬種が持病の多いダルメシアンだったことで、飼い主さんは健康に特に注意を払っていたようです。これが早期発見に繋がりました。
犬は日々変化するもので、今までしなかったことを突然するようになったり、今まで食べなかったものを飲み込んだりすることがあります。いつでもどこでもどんな時でも、犬が口に入る大きさのもので遊んでいるときは要注意。何かのきっかけでゴクリとしてしまうことがあるのです。
ちなみに、記事の最初に記載した「ファー」というのは、ゴルフのプレイ中に「打球がそっちに飛んでいくよ」と注意を促すための掛け声です。正しくはフォア(fore=前方)だそうですが、まぁ今回の話題の中ではどうでもいいことですね。
ゴルフボールには気をつけて。ファーーー。
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Mischievous Edinburgh pooch left feeling under par after gobbling GOLF BALL
[2] 「ファー」とは?- ゴルフ用語 | ゴルフダイジェストTV
All images fromThe Scottish Sun
【イヌ、コレ食べた】ぬいぐるみ〜”巨大な腫瘍”はチワワ用のオモチャだった | the WOOF イヌメディア
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