ドッグランへ行こう!〜当日は何をする?注意すべきはどんなこと?

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ドッグランへ行こう!の第二弾記事です。前回は『事前準備の6つのポイント』として早めに済ませておきたい準備についてお話しました。今回は当日の準備と心構えについてまとめています。

他のご家族やワンコさんと共に気持ちよい時間を過ごすためにも、改めてドッグランでのルールやマナーを確認しておきましょう。

[icon name=”comments” class=”” unprefixed_class=””] この記事の監修者

WanByWan 三井 惇(みつい じゅん)CPDT-KA

1997年ボーダー・コリーを迎えてからドッグトレーニングの面白さを知り、ドッグダンスを始めてから、ドッグダンスを広めたいとドッグトレーニングのインストラクターになる。
現在は二頭のボーダー・コリーと共に、一般家庭の愛犬のトレーニングやドッグダンスのレッスンに携わる。本人も競技者としてオビディエンス競技やドッグダンスコンペに出没中。

この記事には、こんなことが書いてあるよ!

出発前の確認と準備

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image by Ross Stevenson / Shutterstock

・愛犬の健康状態を確認

当日の健康状態を確認しておきましょう。日ごとに体調が変わるというのは、ワンコも私たちも同じです。食欲はあるか、うんちの状態は悪くないか、前日の疲労がたまっていないかなどをチェックします。

女のコならヒートの時期は、ドッグランの利用はNGです。たとえパンツ履きだったとしても、ワンコたちは鋭い嗅覚で嗅ぎつけるものです。そして気を付けたいのが”寝込むほどではないけれど、病気を患っている”というケース。例えば皮膚病にかかっていても、ワンコ自身は元気いっぱいで飛び回っていたり、愛犬自身が発症していなくても保菌している場合、他のワンコにうつしてしまう恐れがあるので、ランの利用は控えましょう。

・忘れ物はないか

規約で定められている提示書類は準備できていますか?予防接種の注射済票、鑑札など、施設によって求められるものは変わります。「忘れちゃった、途中で買おう」ということができないものなので、絶対にお忘れなく。施設によっては利用料が発生することもありますので、現金も忘れずに。

このほか、水、リード、うんち袋など、普段のお散歩に携帯しているものは必要です。おしっこシートもあると安心ですね。

・一緒に行くのは何匹ワンコ?

大家族のご家族に気をつけていただきたいこと。ランに連れて行くのは、人間がコントロールできる頭数の犬にとどめてくださいね。犬たちが自由に遊びまわった際にも、目を離さず、言うことを聞かせられることはとっても大切です。施設によっては同伴者の人数によって入場できる犬の頭数が決められているので、あらかじめ確認しておきましょう。

・お散歩や排泄を済ませておく

ランに入る前には、排泄を済ませておきましょう。興奮しやすいワンコさんや、初めてのワンコさんなら、先にお散歩を済ませてパワーを発散させておくと良いでしょう。その時に、ピー(おしっこ)やプー(うんち)も済ませると尚可です。

ドッグランでのNG行動

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image by michaelstephan-fotografie / Shutterstock

・NG:首輪や胴輪を外す

リードは外したから、ついでに首輪も外しちゃう!?っていうのはNG。もしもの逃走の時なら首輪や名札は飼い犬であることの証明になりますし、早期の発見にもつながるものです。遊んでいる間にトラブルになりそうな時に、愛犬をホールドしておくことができます。小型犬は抱き上げてしまえば良いけれど、大型犬はどうするの?って時に、首輪や胴輪が力を発揮してくれるかもしれません。

・NG:食べ物を与える

基本的に、食べ物の持ち込みはNG。特に人間の食べ物については、持ち込んでしまわないよう注意が必要です。美味しい匂いに”いぬまっしぐら”になったら大変です。ただし、小粒なごほうびオヤツ程度なら、規約で禁じられていない限りは大丈夫。心配なら事前に施設に問い合わせを。

・NG:おもちゃで遊ぶ

こちらも規約に従ってね、というのが前提ですが、おもちゃの持ち込みがNGな施設もあります。おもちゃをめぐって闘争が起きても困りますし、おもちゃを媒介に余計な病気をうつされないとも限りません。

・NG:犬を見ずに携帯ばかり見る

せっかく遊びに来たのに、携帯ばっかり眺めている。これは完全なNG行動。ドッグランはリードなしで走り回れる特別な場所。いつもと違うワンコの様子をしっかり観察してほしいのです。写真や動画を撮るのも良いですが、そればかりに夢中にならず、肉眼でもしっかり見てあげましょう。愛犬の排泄に気づかないなんてことがあれば飼い主失格ですよ。

・NG:他の犬に勝手に触る、写真を撮る

フレンドリーなワンコさんで、向こうが肉球を差し出してきたというなら別の話ですが。「わぁ、かわいい!ナデナデしちゃお」と勝手に触ったり、「珍しい犬種!写真撮っちゃお」と勝手にシャッターを切るのはやっぱりNG。何らかの理由でナデナデがダメな犬はいますし、お写真が大嫌いっていう犬だってもちろんいます。

三井さんPOINT

犬を見ていない飼い主さんも多いので、飼い主さんが一緒にいる犬を除いてはナデナデするのはオススメできません。

ドッグランでのOK行動

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image by Grigorita Ko / Shutterstock

・OK:犬の様子をつぶさに観察

「私って、ストーカーかしら」ってほどに、愛犬の様子をしっかり見るのは最高にOKな行動です。赤子の様子を見守るように、愛犬の一挙手一投足を観察しましょう。思い出がしっかり残りますし、トラブル回避にもつながります。ママ友会話が弾んでしまった隙に大げんかが始まったとか。SNSに投稿している間にガブリと噛み付かれていたとか、そんなトラブルには巻き込まれたくないですよね。

犬の中には、ドッグランで遊ぶことがストレスになるコもいます。ぜひ、ストレスサインが出ていないかをしっかりと観察してください。ブルブルと震えて全く動けないとか、他の人や犬に攻撃的になるようなら、「まだ早い」「このコには合わない」と判断して一旦は撤退しましょう。極端な行動がみられるようなら、獣医師やドッグトレーナーなどの専門家に相談してみると良いでしょう。

・OK:リードをつけて入場

心配なときはリードをつけて入場することもできます。ただし、リードは緩めて、愛犬の逃げ道を確保しておいてあげましょう。愛犬も、新しい場所での緊張や、他のワンコたちの匂いに興奮して、不安になってしまうこともあるでしょう。いつもの落ち着きを取り戻し、飼い主さんの声が聴こえるようになったら、準備はOK。リードを離して自然に遊ばせるタイミングです。

・OK:ゴミや排泄物は拾って持ち帰る

ゴミを拾って帰りましょう、というのは当たり前。そして、愛犬が排泄してしまったなら、すぐに片付けブツは持ち帰りましょう。尿は水で流すなど、原状回復にも努めましょう。

・OK:他の飼い主さんへの挨拶は大事

明るく声をかければ、あなたと愛犬の印象もよくなるでしょう。明るい挨拶は警戒心をほぐしてくれます。一声かけることで、もしNG行動をしてしまった時でも優しく教えてもらえるかもしれません。

ドッグランは施設ごとに、ローカルルールのようなものができていることが多いです。他ではOKな行動でも、別の施設では眉をひそめられてしまうこともあります。少し面倒かもしれませんが、すべては可愛い我が子を元気に遊ばせるため。元気な挨拶は、得るものばかりで失うものが一つもない素晴らしい行動です。ぜひ恥ずかしがらずに声をかけてみましょう。

三井さんPOINT

ドッグランデビューを成功させたあとは、ささっとお家に帰って愛犬をゆっくり休ませてあげましょう。「せっかくだからカフェで一緒に…」というのは、ワンコがもう少し慣れてからしましょうね。


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★ この記事は2016年4月に配信した内容に、専門家の監修及び確認を入れて更新したものです。

Featured image creditBest dog photo/ shutterstock

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