ドッグランといえば、ワンコも人間も大好きな場所。いつも以上にイヌらしく、はしゃぐ愛犬の姿を見るのは嬉し楽しいものですよね。
しかし、他のワンコたちが集うこの場所は、健康リスクもイッパイです。人間の小学校などで病気が広まりやすいのと同様に、可愛い犬たちが集う場所でも病気などが広まりやすいものです。
自らのワンコを守る為、そして他のコたちにも健康でいてもらう為に、ドッグランに潜む健康リスクについて再確認しておきましょう。
感染性の病気の蔓延
犬たちが集まる場所では気になるのが伝染性の病気をもらってきてしまうこと。日本での犬インフルエンザの発症は確認されていませんが(2016年6月厚生労働省 動物由来感染症)、ケネルコフ(伝染性気管支炎)などは心配です。もちろん、ワクチン接種により症状を抑える効果はありますが、絶対に罹患しないということはないようです。
ワンコのお水は持参をし、他のコと食器などをシェアすることがないように気をつけましょう。また、遊んだ後は愛犬の全身を念入りに綺麗にしてあげること。他のコの尿や糞を踏みつけてしまい、そこから病気をもらってしまう恐れを少なくすることができます。
ノミやダニ
もうそろそろ、ノミダニの注意は聞き飽きたかもしれませんね。そうは言ってもいう意味で外せないのがこのリスク。他のコからの贈り物を避けるためにも、ノミダニ予防薬を飲ませてから、遊び場へ行きましょう!
このほか、虫除けや日焼け止めもお忘れなく。
熱中症
いわゆるカンカン照りの日だけが危険日ではないところが、熱中症の面倒臭いところ。日が陰っている日でも湿気の多い日には犬の興奮を抑える様に注意をしないと熱中症で倒れる恐れがあることをお忘れなく。汗がかけるのは肉球だけであり、主にパンティング(ハアハアという呼吸)で自らの体を冷やしますが、体温調節機能はあまり上手に働かないものです。
急激な体温の上昇、よだれ、嘔吐や下痢、ふらつきなどの症状が見られる前に、遊びをストップしてあげましょう
怪我
注意したいのは、犬同士の行き過ぎた遊びによる怪我です。興奮した犬を止めるのは非常に難しいことです。飼い主同士の禍根が残る”犬の喧嘩”を避けるよう、以下に心がけ、準備をしておきましょう。興奮させすぎず、呼んだら戻るようにすることが最大の安全対策です。
- 犬のサイズ別に区切られているランで遊ばせる
- 混み合っている時は利用を控える
- 犬から目を離さない
- 一定時間ごとに犬を休ませる
- 「おいで」「来い」などコマンドで確実に戻るよう訓練しておく
- 過度に興奮させないよう、事前に運動をしておく
脱水症状
そうは言っても、ニオイや光景、走り回れる自由を前に、犬たちは興奮してしまうもの。ワンコだけでなく飼い主さんも興奮して、お水を与えるのを忘れないように注意です。
お水は、少しずつ与えるように注意しましょう。急に大量の水を飲んでしまうと、体が受け付けないことがあり、全部吐いてしまった(しかも洋服に!)なんてことにもなりかねません。
自由に遊びまわれるドッグランは素晴らしい場所ですが、暑すぎる日、凍てつくような冬の日は、室内ランという選択も検討してみてはいかがでしょうか。限られたスペースではありますが、ノーリードで遊ぶことができますし、ワンコも人間も新しいお友達ができるという点では負けぬとも劣らぬ魅力がある場所ですよ。
Featured image credit Yelp Inc. / Flickr
“犬に襲われるリスク”にどう対処すべきか〜とにかく落ち着こう、落ち着かせよう! | the WOOF
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