【グルーミング101】知っておくべき基本項目〜ブラッシングから歯磨きまでを総ざらい!


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お世話・グルーミング
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グルーミングは愛犬の魅力と清潔感を保つだけでなく、健康維持や病気の予防にも役立つ重要なものです。この中にはブラッシングから歯磨きまで、様々なものが含まれます。

グルーミング101、第2回目は、知っておくべき基本的な項目の総ざらいです。

※ 株式会社NanChuuの宇賀田薫さんに監修いただきました。

この記事にはこんなことが書いてあるよ!

ブラッシング

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image by mikumistock / Shutterstock

定期的なブラッシングは、被毛の汚れや抜け毛を取り除き、毛玉やもつれを防ぐのに役立ちます。

ブラッシングの頻度や方法は、被毛の長さや厚さ、品種や年齢、健康状態などによって異なります。専門家や獣医師などに確認し、適切なブラシを使用してスタートしましょう。

注意すべきは、愛犬が嫌がるほど強くブラッシングしないということ。特に毛玉やもつれがある場合は、無理にほぐそうとしたり強く引っ張ったり、カットしたりしてはいけません。愛犬がブラッシング嫌いになったり、怪我をしたりの原因になります。

短毛種では、毎日手で撫でて整える程度でOK。たまにマッサージとしてブラシを使って撫でてあげるのも良いでしょう。

ダブルコートの犬は、定期的に丹念なブラッシングが必要です。しっかりとブラッシングしておかないと、もつれの層ができて愛犬が快適に過ごせなくなったり、換毛期の抜け毛がひどく飼い主さんが快適に過ごせなくなったりします。

絹糸のように柔らかく毛質の犬(マルチーズやヨークシャー・テリア)も、もつれを防ぎ光沢を維持するために丹念なブラッシングが必要な犬です。定期的に美容院で専門家にカットしてもらうことをお勧めします。カールした被毛をもつ犬(プードルなど)も、定期的なトリミングが必要な犬たちです。

耳のお手入れ

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image by mykeyruna / Shutterstock

耳も定期的なチェックが必要な部位です。1週間に1度は耳をひっくり返し、観察してニオイを嗅いでみましょう。赤みや炎症が見られたり、目視で汚れがひどいことがわかったり、ひどいニオイがするようならば、何か問題が起こっていると考えた方が良いでしょう。

耳の問題は、耳ダニや菌の繁殖が原因で起こることが多く、垂れ耳の犬は病気等になりやすい傾向があります。コットンなどで目に見える部分を拭うのは良いですが、無理に汚れをほじくり出したりするのはやめましょう。拭く時は、乾拭きだと耳を傷つけてしまう恐れがあるので犬用のイヤーローションをつけてから行うようにしましょう。イヤーローションにはアルコール入り、アルコールなしがあり、殺菌作用を重視すればアルコール入りがオススメですが、耳の中に傷や炎症があるコはしみるという難点があります。傷や炎症があるのならアルコールなしを選択しましょう。

なんらかの問題が見られたら、またケアに関する悩みがある場合には、獣医師や専門家に相談しましょう。

爪のお手入れ

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image by 135pixels / Shutterstock

外で過ごす時間が長い犬ならば、自然に爪が削られて良い状態を保つこともありますが、室内犬の場合はやはり爪のトリミングが必要です。ほとんどの犬は毎月1度は爪の手入れが必要ですが、これは散歩の頻度や犬種によっても異なります

爪の手入れを嫌がる犬は少なくありませんが、飼い主さんにも苦手意識を持つ人はかなりいます。犬の制御が大変なことに加え、「どこまで切ったら良いのかよくわからない」という恐怖感も苦手意識に拍車をかけるようです。もっとも簡単なのは爪のお手入れをプロに任せてしまうことですが、自分でのお手入れを頑張りたいのなら専門家に方法を習うことや、電動の爪やすりなどを使って少しずつ形を整えていくなどの方法があります。

お口のケア

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image by Scorpp / Shutterstock

歯の問題を抱えるのは人間だけでなく、犬もおんなじ。米国では80%の犬が3歳までにお口トラブルを抱えるようになっているという調査結果もあるほどです。ゴールデンルールは、愛犬の歯を毎日磨くこと。それが無理でも2日に1回は頑張りたいところ。歯垢が歯石に変わるのが48時間と言われています。少なくとも週に1~2回の歯磨きはなんとか続けていくよう頑張りましょう!

歯磨きの際は必ず、犬用グッズを使用しましょう。とりわけ歯磨き粉(ジェル等を含む)は絶対に使用しないこと。「犬には毒」のキシリトールが含まれていることが多く、愛犬の健康状態に悪影響を与える恐れがあります。

歯磨きに慣れさせるには忍耐力と時間が必要ですが、ゆっくり時間をかけて行えば、犬たちも慣れてくれるもの。ご褒美を上手に使って少しずつ慣れさせることで、愛犬のお口の健康を守りましょう。

目のチェック

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image by Faye / Flickr

ブラッシングや歯のお手入れのついでに、愛犬の目の状態も確認しておきましょう。透明で光沢があり湿り気があるなら大丈夫。赤みがかっていたり濁りや曇りがある、涙や目やにが多いようであれば、なんらかのトラブルが起こっている恐れがあります。きになる状態が続くようであれば、獣医師に相談を。


ブラッシングで皮膚に刺激を受けたり、爪や被毛のカットで余計な刺激の原因となるものを取り除くことは、愛犬にとっても気持ちの良いはずのこと。ちょっと面倒だったり手間がかかることはあるけれど、飼い主さん自身が「気持ち良いこと、楽しいこと」と捉えて気分を盛り上げて行いましょう。その気持ちがワンコたちにもきっと伝わりますよ。

Featured image credit Vitaly Titov / Shutterstock

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