さぁ春だ!愛犬の健康を守る6つのポイント

健康管理
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厳しい冬を越え、暖かい日が増えてくると、犬も人間も気分はウキウキ。外で過ごす時間も長くなってくるものです。

さぁ!出かけるぞ!と飛び出す前に、一息ついてワンコたちの健康についても気を配っておきましょう。素晴らしい春の日を存分に楽しむための健康チェックポイントを、6つにまとめました。

1. 犬にも春の健康診断を

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まいとし受けてるから、平気! image by Ivonne Wierink / Shutterstock

犬の飼い主には、(1)居住している市区町村への届け出、(2)年1回の狂犬病予防注射を受けさせること、(3)犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着することが義務付けられています。年に1回の狂犬病予防注射接種の時期は4月〜6月[1]ワンコたちが泣こうと喚こうと、市区町村が行う集合注射、または動物病院での接種を行わなければならないのです。

そうであれば、この時期を”定期健康診断を受ける時期”と定めてしまい、獣医師さんと相談して年齢に合わせた”健康診断”を受けてみては如何でしょうか。毎年同時期に健康診断を受けると、過去との比較も容易ですし、成長の記録にもなります。人間以外の健康診断書を見るのも、楽しいものですよ〜。

2. ノミ・ダニ・蚊への対策は怠りなく

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なんか、だるいよ image by MaLija / Shutterstock

冬の間、なりを潜めていたノミやマダニ。暖かくなってくると活発に活動し始め、犬たちにドンドコと寄生し始める恐れがあります。地域などによっても異なりますが、ノミ・ダニの予防と駆除は4月〜11月に行うのが基本。春の健康診断や予防接種の際に、獣医師さんに相談して投薬を開始しましょう。投薬開始にあたっては、必ず獣医師の診断(検査)を受けることをお忘れなく

様々な病気を媒介する蚊も、暖かくなると活動を始めます。Excite Bitによれば、「多くの蚊は、気温が15℃以上になると吸血を始め、25〜30℃まで上昇するとさらに吸血活動が活発化されます(フマキラー株式会社のマーケティング部)」とのこと。お外遊びの時には、犬用の虫よけを使ったほうがよさそうです。

3. 季節性アレルギーに注意

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ふ、ふ、ふわは〜ハックション image by Maarten Van Cutsem / Flickr

花粉症に苦しむ人が続出するこの季節。犬たちも季節性アレルギーを発症することがあるので注意です。原因は花粉、ノミ・ダニの死骸、草木などで、暖かくなって飛散し始めるアレルゲンに反応して症状を呈することがあるのです。症状は主に皮膚の痒みとして現れますが、目のかゆみやくしゃみ・鼻水が止まらないなどもあるようです。

犬のアレルギーは人間同様に、原因の特定が困難なうえ根絶も難しいもの。季節性と思っていたら食物アレルギーだったなんていうケースもあるようです。治療や投薬も変わってきますので、気になる時は獣医師さんに相談しましょう。

4. 身の回りにある”危険な植物”を確認

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オシャレしてるだけだよ。食べてないよ image by Anthony / Flickr

草食のワンコさんや、食いしん坊なワンコさんは、アブナイ植物を口にしてしまわないよう注意しましょう。私たちが思っている以上に、犬たちには毒になる植物は多いもの。可能であれば、家の周りでよく見る植物に危険なものがないか、情報を確認しておきましょう。情報サイト子犬のへやに掲載されている『犬にとって危険な有毒植物~犬の健康と病気』がとても参考になります。

5. 張り切りすぎにご用心!

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いきなりコレかよ! image by Marcel Jancovic / Shutterstock

週末になると張り切りすぎてしまうことを表現する、”Weekend Warrior Syndrome(週末戦士症候群)”なる言葉があります[2]。週内にペットを構わなかった償いとして、週末になると”特別メニュー”を繰り出してペットの健康を損なってしまうことを指すようです。

冬の間に引きこもりがちだった飼い主さんは、この”張り切りすぎ”にも注意です。暖かくなったからといって、それまでのサボりを取り返そうとするのはNG。いきなりアジリティを始めるなど激しすぎる負荷を与えるのは、犬にとってはマイナスでしかありません。まずはゆったり歩くところから。冬の間に固まった筋肉をほぐし、肉球を硬くしてから次のステップに進みましょう。

6. 我が家のグッズの安全確認

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これ、安全?ちゃんと確認、したの? image by Erik H / Shutterstock

これ、春だから必要というわけでもないんですけどね。暖かくなると、締め切った窓を開けてお掃除をしたくなるもの。そして、冬の間に溜め込んだエネルギーを発散するため、新たな冒険(?)に乗り出したくなるもの。せっかくなので、家のお掃除用品やワンコたちのグッズが安全かどうかを確認しましょう。

掃除用洗剤や洗濯洗剤などは、犬たちに有害な成分が入っていないかもう一度確認しましょう。また、消臭剤・消臭スプレーなどにも要注意です。犬用品に直接的に使用するものは、”犬用”と表示のある安心できるブランドのものを使用することが理想的です。犬たちが洗剤を舐めちゃった!なんていう非常事態の時は、焦らずに動物病院へ。

春になり、トレーニングの学校へ行き始めるコや、セラピードッグなどの活動を始めるコ、あるいはお友達をもっと作ろうと社交に積極的になるコも多いかと思います。まずは安全のため、手持ちの首輪やリード、犬用食器、クレートなどが壊れていないかをチェックしましょう。そして余裕があれば、新しい挑戦にピッタリなグッズを新調してあげてくださいね♡

◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] 犬の鑑札、注射済票について|厚生労働省
[2] WEEKEND WARRIOR SYNDROME, Pet Connection | uexpress

Featured image from Joop Snijder Photography / Shutterstock

春は初心にかえろう〜犬育てにに大切なのは常に”基本”に立ち返ること! | the WOOF

犬たちとの暮らしに慣れてくると、余裕と慢心が出てきてしまうのが人間というもの。「うちのコ、すごくイイコだから」「これまで大丈夫だったから」と思ってしまうのも致し方ないところです。 ただ、目に見える成長を見せてくれる我がコも、犬であることに変わりはありません。

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