【イヌニュース】ソフトボール収集犬、80個を地元チームに返還

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the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、カナダのブリティッシュコロンビア州から、ソフトボールを収集する犬のお話です。球場の外に落ちたボールを集めた5歳の犬は、地元チームに80個を返還し、チーム運営に大きく貢献しました。


地元ソフトボールチームから「ヒーロー」と呼ばれるのは、5歳のボーダー・コリー、ウィスパー。彼女は、今年の夏だけで100個以上のソフトボールを拾い、そのうちの80個を地元チームに返還しました。

ウィスパーは、お散歩コースに含まれる地元の野球場100 Mile Houseの裏手で、毎日せっせとボールを拾い、それを集めていたのです。

地域の野球チームにとっては、ボールのひとつ一つが大きな財産であり出費です。一つでも多くのボールを回収するために、場外に出たボールを拾ってくれたら1ドルを渡すというインセンティブプランも採用していました(対象は子供のみ)。しかし、裏手の空き地には高い草が生い茂っており、子供ならずも大人でも、ボールを見つけることは困難だったのです。

そこに入り込んでボールを発見し、拾っていたのがウィスパーだったというわけです。

高い草がボーボー茂る暗い場所で、犬は「ボールについた人の匂いを頼りに」ボールを見つけ出していたのです。さすが優秀で人間大好きなワンコのボーダー・コリーは、ボール探しが”マイブーム”となり、1回のお散歩につき最低一つのボールを探し出すことができるようになりました。

そして集まったボールはおおよそ100個。ウィスパーにとっては、鼻高々のコレクションができあがったわけですが、飼い主さんにとっては少々お邪魔です。

飼い主のフライヤー夫妻は、ボールをすべて地元チームに返還することを決めました。「私たちが持っていても仕方ないですもの。多くの人が「売ったらどう?」と言ってきましたが、そもそも私たちのものじゃないですからね」

チームは、ボールの帰還とヒーロー犬の登場におおいに湧きました。貴重なボールが戻ってきたこと、そしてボールの状態が良好だったことに、メンバーはとても喜んだそうです。

「ボールが外に晒されていた時間はそれほど長くなかったから、状態がよかったのね」

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「野球するのもお金がかかるから。(ボールが戻るのは)節約にもなるわよね」

人の匂いがついたボールが大好きなウィスパーは、今日もせっせとボールを咥えてチームに貢献します。チームの人は彼女をヒーローとよび、姿が見えると「ボールドッグがきたぞー」と声をあげるそうです。

h/t to Whisper the border collie returns 80 softballs to local teams | CBC News

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