ワンコの職業といったら、やっぱ「おまわりさん」かな〜。
なーんて思っていたら、カリフォルニア州エスコンディードには、「刑事(デカ)」として働いているワンコさんがいるのだそうです[1]。すごーい。
8歳のイエナ(Jena)は、2010年からエスコンディード警察(The Escondido Police Department )で職務にあたっている女性K9(警察犬)。チェコ共和国生まれのジャーマン・シェパードです。主に地域のパトロールにおいてキャリアを積んできたとのこと。なんと犯行現場への臨場は1061回、麻薬発見は88回にものぼるそう。
パトロール以外にも、容疑者の追跡調査、麻薬探索、凶悪犯逮捕の補助、地域イベントでのデモンストレーションなど、幅広い職務を担当しているんだって。
そんな素晴らしいキャリアに加え、8歳を超えた今も衰えない意欲等が高く評価されて、2015年1月に警察犬から刑事に昇進を果たしました。エスコンディート州では初めてという快挙です。ほんとすごーい。
警察犬は、その職務の厳しさから5歳から6歳になると引退を余儀なくされるようですが、イエナは麻薬犬としての訓練はもちろん、パトロールなどの職務にも意欲的なのだといいます。きっと、地域の安全を守るというお仕事に、大きなやりがいを感じているんですね!
「このニュースはおふざけに聞こえるかもしれません。でも、訓練された警察犬が捜査に参加することによるメリットは大きいのです」とエスコンディード警察のEric Skajaさんは語っています[2]。
刑事に昇進したイエナの今後ですが、ニンゲンの刑事(イエナのハンドラー)による禁止薬物捜査のアシスタントとして活躍することが決定しており、パトロールのような厳しい肉体労働に従事することはなくなるということです。この昇進には、イエナもニンゲンの皆さんも、とっても喜んだそうです。
警察の職務が大好きなイエナ。体力的に厳しくなったら管理部門に行くのかと思いきや、残念ながらいまのところ空きポジションはないとのこと。どうするの?イエナ!
今後の去就が注目されますね♪
[1] Escondido Police Promote Police K9 to Detective – Escondido Police Department
[2] Police dog gets promotion – to detective | UTSanDiego.com
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