the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、シカを追いかけるために飼い主の元から逃げ出した”悪いコ”のお話。ミックス犬のフィンは警察に捕らえられ、パトカーでの帰宅と相成りました。
警察のお縄を頂戴したのは、カナダのオンタリオ州に住むミックス犬のフィン。その日は週末で、フィンは飼い主のトンプソンさんと一緒に、自然の中のお散歩を楽しんでいました。
飼い主が大好きなフィンは、いつもトンプソンさんにくっついて離れないタイプのワンコ。だからこの日もいつものように、あまり深く考えることなく、フィンのリードは外されました。たとえリードがなくっても、逃げ出すことなどないと考えられていたのです。
しかし、この日は違っていました。「何か興味深い匂いを見つけた様子だった」というフィンが、その方向に向かって駆け出したのです。トンプソンさんは、名前を呼んだり笛を吹いたりしますが、弾丸と化した犬が戻ってくることはありませんでした。
途方にくれたトンプソンさんの電話が鳴ったのは、それから約30分後のことです。電話の向こうはオンタリオ州警察で、フィンを拘束しているというのです。
「フィンが道端でシカを追いかけ回したことが、ちょっとした騒動になったと知らされました。シカとフィンは取っみ合ったりガードレールにぶつかったりしたようですが、結局はシカが上手く逃げおおせたため、フィンは諦めざるを得なかったようです」とトンプソンさん。フィンは、ご近所からの通報により駆けつけた警察のお縄となりました。
フィン逮捕の一報は、トンプソンさんの娘EmmeさんのTwitterによりもたらされました。
someone called the police on my dog because he ran away and attacked a deer and i know this is serious but the sight of him in the cop car i’m alskdjfhsgh 😂😂😭😭 pic.twitter.com/czZqzzc3x3
— emme 🌸 (@emmethompsonn) 2018年4月14日
これに人や犬が一斉に反応。中には、「フィンの事件を受けて、うちのBessは(動物たちに)どう対応するかを再考している」というものや、
Based on the #freefinn case, Bess rethinking her approach in the front yard. #bordercollie #Flagstaff pic.twitter.com/BPvEToiL9u
— Bess & Bobthe1dog (@bobthe1dog) 2018年4月17日
「うちの犬が迷子になった時、パトカーに乗って帰ってきた」という報告などが寄せられています。
My dog ran away and made it to a main road, a fire truck on a way to a call called 911 to have her picked up. I was laughing so hard when they brought her back I started crying. pic.twitter.com/56W95FdpB4
— -Jessica Knopf- (@ItsJessicaHope) 2018年4月15日
さて、ちょっとしたギャグのようになっているフィン逮捕のニュースですが、トンプソンさんは警察から「犬にはしっかりリードをつけておくべきだ」と厳しく指導をされているとのこと。犬にシカを追いかけさせることは、動物に関する細則に違反しているとして、罰金を支払う可能性があるほか、動物管理局からも追加指導を受けることになるようです。
「うちのコは大丈夫」という信じたくなるのはわかるけれど、犬はイイ匂いとか動くものの魅力には抗えないもの。安全のために、リードは絶対に必要だよね。
Featured image creditEmme Thompsonn – Twitter
h/t to Dog gets ‘arrested’ after cops catch him chasing a deer
「うちの人間、見つけてください」〜迷子の犬、警察に協力を要請 | the WOOF イヌメディア
その日は天気が良かったから、犬はふらりと外に出てしまいました。 ひとりでその辺をぶらついていたら、イケてるポリスマンがパトカーに乗せてくれて、窓から顔を出して「ウェ〜イ!」ってさせてくれたそうです。 犬は、「このままK-9になるのもいいかも」と思いましたが、そういえば飼い主の姿が見当たらないなぁってことにも思い至ってしまいました。 …