【イヌニュース】母を訪ねて9マイル〜分離不安の老犬、家族を求めて海にドボン(米国)

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the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、米フロリダ州から家族を求めて海に飛び込み9マイル(14.5km)を泳ぎきった犬のお話。

少し前(2016年4月)のニュースだけど、犬の分離不安ってどういうものか、ラブラドールがどれだけ素晴らしいスイマーか、そして老犬の体力ってすごいんだよってことがわかるニュースなので取り上げました。

人間でいえば80歳超えのファーギー

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screen capture from Florida dog swims 9 miles before getting rescued / YouTube

南フロリダでMiami Fire Rescueに保護されたのは、ブラックラブ(黒い被毛のラブラドール・レトリバー)のファーギー(Fergie)。家から9マイル(約14.4km)離れた海上で発見され、救助隊のボートに乗せられました。

ファーギーはなんと14歳。人間の年齢に換算すると、80歳を超えているであろう老齢犬なのです。しかし彼女は、なんとか家族を見つけ出したい一心で海に飛び込み、泳ぎ、そして疲れ果ててもがき苦しんでいたところを救助されたというわけです。

救助の後、無事に家族との対面を果たしたファーギーは、この奇跡の再会に大きく喜んだということです。

分離不安がファーギーを突き動かした

「ベイビー。いいコね。どうして私たちを置いて行っちゃたの?」とは、再会の時に飼い主さんが発した一言。

それもそのはず、家族は事故にあったわけでも、長い時間置き去りにしたわけでも、命の危機にさらされていたのでもなく、ちょっと2時間ほど家を留守にしただけだったからです。

だから家族は、「どうやって家から抜け出したのか、わからない」と言います。ただ、ファーギーはひどい分離不安症を患っており、家族と離れるとひどい苦痛を感じるようです。さらに泳ぐのが大好きで、家族と一緒に水泳を楽しむのだ大好きなのだといいます。だから、家族は海にいる、海で泳いでいれば家族と会えると思ったのかもしれません。

「たった2時間離れていることが、彼女をこんなに苦しめるとは思っていませんでした」とご家族。念願の家族との再会を果たせて、ファーギーは自らを誇りに思っているかもしれませんね。


アメリカから届いた小さなニュース。小さいながらも、犬の分離不安がどんなものかが良くわかるニュースなのではないかって思います。あと、老犬でも体力があるんだけど、若かった時ほどには元気が続かないから(そして、犬たちはそのことに気づいていないこともあるから)注意が必要なんだなぁってこともわかります。

Featured image from Scott Nolan / Flickr

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