the WOOF専属ライター犬、ライチがお届けする世界の犬ニュース。今日は、約5000のゴミを拾ったコッカプー、デイジーのお話です。彼女はこの功績が認められ、市から特別賞を授与されました。
レッドカーペットを歩き、市長から表彰状を受け取ったのは、イングランド、ウスター市に住む9歳のコッカプー、デイジーです。
コッカプー(cockapoo)とは、プードルとコッカー・スパニエルを交配してうまれたミックス犬。コッカー・スパニエルの優しくて安定した気質と頑健さ、プードルの知性と元気を備える、素晴らしいワンコさんです。
今回の主役であるデイジーも、2犬種の血を引き継ぐ優秀ワンコ。彼女はなんと1歳の頃から、地域のゴミ拾いに熱心に取り組んできた”社会派”です。飼い主のジュディ・オーウェンさんと出かけるお散歩で、空のビール缶やコーヒーのカップ、プラスチックゴミを収集する活動を、子犬の頃から続けています。
「1歳になるかならないかの頃に、デイジーはゴミ拾いを始めました。ある日あるとき、匂いをたよりにビール缶を発見し、持ち帰るようになったんです」
デイジーは毎日、ひとつかふたつ、公園に捨てられたゴミをクンクンと探し当て、口に咥えて家に持ち帰ります。持ち帰ったゴミをデイジーは前庭に埋めておくそうですが、ジュディさんはこれを「密かに拾って」リサイクル用の箱に放り込まなければなりません。
なぜならビール缶やらカップやらは、デイジーにとっての戦利品。取り上げられるなんて、我慢ならないからです。「デイジーは本当に、ゴミに執着しています。ある種の”宝物”と思っているようです」
実は宝物の収集だったゴミ拾いでしたが、この”良き市民(犬)”としての行動は人間社会から大きく注目を集めることとなりました。名声はジャバ・リアス(Jabba Riaz)ウスター市長にまで届き、今回の特別賞を受賞するに至ったのです。
デイジーは市から正式な表彰状とメダルが授与された、最初の犬となりました。
市長はデイジーを、こう称えています。「デイジーが街を清潔に保つために行った偉大な業績を評価するのは、とても重要なことだと感じています。
「このことが、ゴミをポイ捨てするすべての人々にとっての教訓になると同時に、ゴミを拾うという行為を後押しするものとなって欲しいです。おそらくデイジーは、街の清潔さを保とうとする”新世代のペット”をおおいに鼓舞する存在となるでしょう」
なお、清掃に関心のある”新世代のペット”は、デイジーだけではありません。
エディンバラに住む愛称フラム氏(本名:Fritjof Fram MacMonkey)も、環境保全に関心のある犬のひとり。
英チェスター市に住むスパニッシュ・ウォーター・ドッグのルナも、ビーチのゴミ拾いを日課にしているそうです。
Luna the #SpanishWaterDog says "have you seen this @MayorChester ?" We live in Chester and litter pick on walks too. Not sure we've reached 5000 milestone quite yet; well done Daisy! Humans should be banned from parks & beaches, not dogs! pic.twitter.com/AUEBdH1X6k
— Nicola Renshaw (@Nic_Ren) 2018年7月3日
人にも環境にも優しいワンコたち。毎日せっせと社会に貢献してくれていますが、飼い主さんには「”お宝”発見まで家に戻ってくれない」というお悩みもあるそうです。それはちょっとお付き合いが、大変かもしれませんね。
h/t to Litter picking dog Daisy receives medal from Mayor of Worcester Jabba Riaz | Worcester News
【イヌニュース】発情期のオウム、同居犬パグに交際を迫る | the WOOF イヌメディア
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