愛犬をウザがらせる9つの簡単な方法

お世話・グルーミング
この記事をシェアする

「可愛い我がコの姿をみると、ついついチョッカイを出したくなっちゃう!」という飼い主さん、いらっしゃいますよね。

よくわかります、その気持ち。伸び〜っと伸びているときにお尻を触りたくなったり、スヤスヤ寝息を立ててるときにお鼻をツンツンしたくなったり。ついつい手を出したくなっちゃう、そんな気持ちわかります!

しかしアナタのその行動、もしかしたら愛犬に本気でウザがられているかもしれません。人間からは「普通」で「よくやりがち」だけど、犬からすると「本気でウザい!」行動があるのです。

1. じっと見る、凝視する

2632 1 thewoof

image by angela n. / Flickr

犬にとっては、「凝視」は挑戦的な行動。とりわけ野性味が強い犬は、ジッと見られることをひどく嫌います。飼い主としてじぃ〜っと見つめないように気をつけるだけでなく、犬を可愛がろうとしてくれる家族や友人、散歩中に出会う人にも、「目をストレートに見つめないでね」とお願いしましょう。初対面では目を見る必要はないですし、目が合ったとしてもササッと逸らす方が安全です。

2. ハグ(抱擁)

2632 2 thewoof

image by __ drz __ / unsplash

ハグは人間にとっては親愛をあらわす挨拶ですが、犬の世界では違います。むしろ逆。首に手を巻き付けられたり、身体に腕を回される行為は、脅威的であると感じさせるものなのです。

多くの犬は、信頼できる人間からの優しい抱擁を容認します。「まぁ許す」と言ったところでしょうか。しかしだからといって、犬たちが好んでハグさせれることを許容する訳ではありません。見知らぬ人や子供から力の入ったハグをされれば、犬はそれを脅威に感じ「怖い」「やめて」と攻撃に転じる可能性もあるのです。

家族以外の人や子供に可愛がってもらうときは、「むぎゅ」っとハグをさせるのではなく、犬に自然に近寄らせたうえで、犬の好むところ(耳の後ろや背中など)をナデナデしてもらいましょう。ハグがそれほど嫌いじゃない犬であっても様子をつぶさに観察し、ストレスサインが出ていないかに注意を払いましょう。尻尾が下がる、相手から自分の身体を遠ざけようとする、目をそらす、あくびする、唇をなめる、白目がちになるなどのストレスサインが出ていたら、ハグを中断して自由に行動させるべきです。

無理に顔を近づけたり、覆いかぶさるように上から見下ろすのも、犬にとっては脅威です。犬との付き合いはとにかく距離感が大事。「ウチの飼い主、パーソナルスペースがわかってない!」とウザがられないよう、犬のペースを尊重してより良く接してあげましょう。

3. 叫ぶ、怒鳴る

2632 3 thewoof

image by Honchar Roman / Shutterstock

「大きな声を出されるのが好き」という人がいないように、犬も叫ばれたり怒鳴られるのは好みません。犬にとって人間の叫び声は「怒りの吠え声」のようなもの。トラブルを予感させ、怯えさせ混乱させるだけで、言うことを聞いてもらえるようにはなりません。

声色を変えることでメッセージを伝えるのは、悪い方法ではありません。甲高くウキウキするようなトーンは「イイコだね!」「よくできたね!」と褒める時に使いましょう。穏やかなトーンは「もしもし?こっち向いて」と注意を促す時に使いましょう。叫び声で犬を萎縮させるのではなく、普段以上に深みのある穏やかな声色を使って、犬に注意を向けさせるのです。

4. 過剰なドレスアップ

2632 4 thewoof

image by criben / Shutterstock

犬にも洋服が必要な時があります。寒すぎるとき、暑すぎるとき、紫外線カットが必要な時、皮膚に問題があるときなどは、犬も洋服を着た方が快適ということもあるのです。

ちょっとしたお楽しみで、お洋服を着せることもあるでしょう。お揃いの洋服を楽しんだり、記念撮影のために帽子を乗っけたり、ハロウィンのための仮装させたり…。極端な洋服嫌いでない限りは、愛犬もそうしたお楽しみを許してくれるのではないでしょうか(ご褒美は忘れずに)。

しかし基本的には、犬は洋服を着せられることを好んではいません。動きが制限されるのを好みませんし、頭や脚にモノを装着することも嫌いです。過剰な装飾は邪魔なだけだし、自然な動きを阻害される服はウザいだけ。犬の健康と安全を守るためのアイテムと、飼い主さんの喜びのためのアイテムは、全くもって別のもの。常に犬目線にたって「これは自己満足ではないか?」と自問自答するようにしましょう。

5. 強い香り

2632 5 thewoof

image by Vitaly Titov / Shutterstock

犬が匂いに敏感なことを知らない人はいないと思います。犬は人間と比べて1万倍から10万倍は嗅覚が優れていると言われます。

素晴らしき哉、犬の鼻!〜犬の嗅覚はなぜ優れているのか | the WOOF イヌメディア

犬は匂いを、私たちとは異なる分子のレベルで感じ、「これは隣町のポチの匂いだ」「あそこのお婆ワン、内臓の調子が悪いんだなぁ」くらいのレベルで、個人情報を受け取ることができるのです。犬たちにとってはSNSのような楽しさをもつ匂い情報ですが、自然にはない匂いや毒になる匂いはとても苦手です。たとえば化学物質や芳香剤の匂いは大の苦手。鼻や目を刺激するその匂いは、犬を苦しめ、ときにはアレルギーのような症状すら引き起こします。

芳香剤の危険な香り〜犬に与える影響は? | the WOOF イヌメディア

強すぎる香水を吹きかけたり、家の中で強い香りのするものを使ったりするのはやめましょう。芳香剤やアロマの香りは、人にとって良い香りであっても、犬には「クサイ」としか言えないようなものです。「クサイ」「ウザイ」と嫌われないように、部屋に匂いがこもったらサササッと窓を開け、自然の風を取り込みましょう。

6. 社会化の強要

2632 6 thewoof

image by Aneta Jungerova / Flickr

愛犬がお散歩で見かけた犬に積極的に近づいていくのなら、(もちろんお相手の意向も聞いたうえで)ぜひとも交流してもらいましょう。しかしもし愛犬が「嫌だな」「怖いよ」という態度をみせていたら、強制的に近づけるのはやめましょう。

これは相手が犬の場合でも、人間の場合でも、あるいはモノであったとしてもおんなじです。もし犬が躊躇する様子をみせたら、とりあえずその時は交流させるのを諦めるこましょう。その恐怖は一過性のものかもしれませんし、来年になったら消えているものかもしれません。しかし恐れをみせるそのときに、近づけるのは悪手です。場合によっては犬が攻撃的になり、お相手を傷つけてしまう恐れもあります。

穏やかな犬に育ってもらうために、子犬からシニアに至るまで、さまざまな刺激に慣れさせることは必要です。しかし、犬側に受け入れる余裕がなければ、「ウザい」「怖い」「嫌だ」とどんどん犬を追い詰めてしまいます。

犬は苦手な様子だけれど、将来のことを考えると慣れてもらわなければならないこと(例えば動物病院やグルーミング)は、とにかく時間をかけて慣らしていくようにすることです。一歩近づいたらご褒美、ちょっと慣れたらご褒美という感じで、一歩一歩段階を踏んで慣らしていくようにしてください。

7. とにかく邪魔をする

2632 7 thewoof

image by Nikitadot / Shutterstock

スヤスヤ睡眠、カリカリお食事。犬にとっては大事な時間。これを邪魔されることは、犬だって大嫌いです。気持ちよく寝息を立てている時にお鼻をツンツンしたり、尻尾を引っ張るのはやめましょう。わざと大きな声を出して起こしたり、フードボウルを移動させる意地悪もやめましょう(家事の最中に悪気なく、誤って鍋を落としてしまうケースなどは仕方ない…)。

お子さんとの交流がある犬の場合、子供が犬に向ける「からかい」や「ちょっかい」にも注意しなければなりません。大声を出して追いかけたり、尻尾や耳を引っ張ったり、背中に乗ったりする行為は、危険ですから絶対に許さないこと。子供と犬が一緒にいる光景はとても美しいものですが、実は多くの危険が孕んでいるものでもあります。犬が「もう耐えられない」とガブリとしてしまわないよう、子供に犬との付き合い方を教えてあげましょう。

8. (飼い主の)引っ張り癖

2632 8 thewoof

image by Andrey / Flickr

飼い主さんが犬に感じる困りごとのひとつに「リードの引っ張り癖」といものがあります。犬があっちこっちに行きたがったり、他の犬を見つけて突進し始めたりすることに困っている飼い主さんは少なくありません。

愛犬の”問題行動”に対処する〜困った行動を好ましい行動に置き換えるアプローチ | the WOOF イヌメディア

一方で、犬も飼い主の「引っ張り癖」に困っているケースがあります。いい匂いを見つけたり、面白いモノを見つけたというのに、「さぁ歩け」「どんどん前に!」と言わんばかりに引っ張られるのは、犬にとってはウザすぎる行為。犬のいうことを何でもかんでも聞いてあげる必要はありませんが、「あそこは汚い」「時間がない」などと飼い主さんの都合ばかりを押し付けるのもNGです。

理想は、リードがユルルンと緩んだ状態で、歩調を合わせて歩くこと。スピードをあげたり、匂いかぎの時間をとったり、小さなバリエーションをつけることで普段のお散歩も楽しくなるものです。

9. わかりにくい要求、一貫性のなさ

2632 9 thewoof

image by dezy / Shutterstock

犬たちは、わかりやすさを好みます。

「昨日はいいけど今日はダメ」「パパはOK、ママはダメ」という一貫性のなさは、犬を混乱させるだけのもの。今日も明日もあさっても、同じルールを徹底しましょう。

「何度言ってもやってくれない」のは犬がおバカだからではない | the WOOF イヌメディア

また、コマンドはきっちりしっかりはっきりと伝えるようにするべきです。「おすわり。お座りって言ったでしょ?シット!シィーーーーーット!!座れ、それは伏せだよ。なにお座りも覚えてないの?」というのは長すぎ。犬にとっては宇宙語くらいわかりません。常に同じ単語を使い、穏やかかつ明るいトーンで「おすわり」と言いましょう。できなくても待ってあげて、長々と言説を垂れ流さないように注意することです。


「ハグが苦手なのはわかっているけど、ついつい手が伸びちゃうのよね〜」というのもよくわかります。ついつい後ろからムギュッとしたくなっちゃいますよね。

すでに良い関係が構築されていて、犬があなたを信用・信頼していれば、少しくらいのウザ行為はおそらく許してもらえるでしょう。ただし、あまりやりすぎないこと。そして見知らぬ人には上手に伝えて、これらの行為は避けてもらうことが大切です。

Featured image creditgostua/ shutterstock

the WOOF イヌメディア > すべての記事 > イヌを育てる > お世話・グルーミング > 愛犬をウザがらせる9つの簡単な方法

暮らしに役立つイヌ情報が満載の「theWOOFニュースレター」を今すぐ無料購読しよう!

もっと見る
ページトップへ