- 名称:Responsible Pet Owner Month
- 国:アメリカ合衆国
- 時期:毎年2月
2月は”責任ある飼い主の月(Responsible Pet Owners Month)”。飼い主としての責任を再確認するために設けられている。誰がいつこの月を定めたのかは不明。
アメリカン・ケネル・クラブ(American Kennel Club: AKC)は、「犬を飼うことは特権ではなく責任」であると述べ、ペットを迎えることには重大な責任があることを強調している。AKCは、彼らが考える11項目101の飼い主の責務をWebで公開している。
- しっかり考える(Think First):犬家族を迎える際の心構えや準備などを行い、自分が責務を果たせるかを真剣に考えること
- 手続きは確実に(Make the Commitment):犬を迎える際の手続きや契約など、書面を交えるなどして確実に行うこと
- 迎え入れの準備を整える(Get Ready):必要な物品を揃えたり、家の片付けを行ったり、犬の安全と安心に配慮した事前準備をすること
- 家に迎える(Bring Your Dog Home):名前をつけたり探索してもらったりして、新しい環境に慣れてもらう
- 健康管理をする(Keep Your Dog Healthy)動物病院に連れていく、予防接種をする、食餌管理や運動に気を配るなど、犬の健康維持に配慮する
- 安全管理をする(AKC Pet Insurance at a Glance):IDやマイクロチップの装着、犬が直面するリスクへの配慮など、安全に気をくばる
- 友達になる(Be a Friend):遊ぶ、散歩に行く、話しかける、愛するなど、家族・友人としての役目を果たす
- トレーニングをする(Train Your Dog):基本コマンドの習得や、犬友達と交流させるなど、犬たちが楽しく生活できるよう配慮する
- 繁殖に関する責任を果たす(Breed Responsibly)適切なブリーディングを行う、遺伝子検査をする、去勢・避妊を行うなどの責任を果たす
- 仲間を作る(Get Involved):ケネルクラブへの加入、地域との交流など、活動に参加することで飼い主として成長する
- 犬の代弁者となる(Be a Canine Ambassador):地域のルールに従う、落し物は持ち帰るなど、良き市民犬の代弁者として振る舞う
◼︎以下の資料を参考に執筆しました。
[1] Responsible Dog Ownership – American Kennel Club
“2013 American Hero Dog of the Year – Elle the pit bull and owner Leah Brewer” credit State Farm / Flickr
飼養を放棄した飼い主、2019年まで動物の飼養を禁じられる(英国) | the WOOF
欧米のいくつかの国では、動物の飼養を適切に行わない飼い主に対して、法律に基づいて罰則を受けることがあることはご存知でしょうか。 飼い主責任を果たすことができない飼い主には、飼養禁止命令が出されることがあります。”動物が好き”なのに責任を果たさなかった人にとっては、この飼養禁止という決定は非常に辛いもののようです。