Bully Breedと呼ばれるワンコたちをご存知でしょうか。
ブルドッグやボクサーなど、筋肉質でたくましい体格のワンコたちの総称で、アメリカではとっても人気が高い犬たちなんですよ(詳しくはコチラをどうぞ)。
ケネルクラブやドッグショーもある
日本ではあまり馴染みのない彼らですが、独特の風貌と体格、そして気質の柔らかさなどからとても人気が高く、ケネルクラブが組織されたりドッグショーなども開催されたりしています。
アメリカン・ブリー・ケネルクラブ(ABKC:the American Bully Kennel Club)は、そんな彼らのためのケネルクラブ。指定された犬種であれば、全世界どこに住んでいる犬でも公式に登録ができるそうです。「アメリカン・ブリーのためだけに作られた団体ではない」としながらも、やはり目立つのはアメリカに所縁のある犬たちのようです。ABKCのページには、アメリカン・ブリーとは、ピット・ブルなどと呼ばれるアメリカン・スタッフォードシャー・テリアに似た身体的特徴を持つコたちだと説明されていました。
ABKCは、アメリカン・ブリーの特徴について、このように記しています。「忠誠心や人間との関係の安定度、身体的特性などといったこの犬種の血統におけるポジティブな特徴はすべて維持され、攻撃性や脚の弱さといった特徴は将来性も目的もないことから完全に排除されています。骨格がよりしっかりしていて、人間の究極のコンパニオンになることを目的として改良された犬種です」
恵まれた体格、そして忠誠心をもつ犬。そして愛嬌のある表情。このバランスが人気の秘密なのかもしれませんね。
Webを見ると、ドッグショーのスケジュールも掲載されていました。かなりの回数、かつ様々な地域で開催されているのには驚かされます。2015年7月だけ見ても、8つのドッグショーが開催されていました。ちなみに、掲載した動画はフィリピン(!)で開催されたショーを撮影したものです。エレガントというよりハードコアなショーの様子は、普段目にする”ドッグショー”とは趣が異なっており、なかなかに味わい深いものがあります。
ABKCが目指しているのは、ブリー・ブリードと呼ばれるワンコたちに対するネガティブな印象を失くしていくことにあるそうです。がっしりとした大きなブルがハァハァしているのを見ると、少し怖いと思ってしまうのは致し方なし。でも、元々優しい気質を持つコたちだというので、ちょっと見だけで偏見を持ってしまうのは良くないなとも思います。
もちろん、しっかりと服従訓練をしなければなりません。しっかり訓練できないのであれば、手を出してはならないグループであることは確かです。
しかし、可愛い❤︎。実は最近、ブリーたちの愛らしさに強く惹かれる私です。
翻訳・協力:Chiwa
Featured image by chris froome / Shutterstock
危険な犬?それともいじめられっ子?〜”Bully Breed”ってなんだろう | the WOOF
米国のWeb記事を見ていると、ピットブルやボクサー、ボストンテリアなど、日本ではあまり馴染みのない(お散歩などで遭遇しないような)犬がよく登場することに気がつきます。 さらに、記事などで取り上げられる視点の多さにも驚かされます。