ちいさな犬のお世話〜小型犬や子犬の安全と健康を守るための8つのこと

お世話・グルーミング
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大きな犬も大好きだけど、小さな犬も魅力的。可愛いらしいし、生活スタイルが合いそうということで、パートナーに小型犬を選ぶ人は多いです。比較的制御もお世話もしやすいイメージがあり、大型犬よりも楽だと感じる点が多い一方で、小型犬ならでは’気をつけなければならない点’というのも、少なからず存在します。

子犬にも共通する点のある’ちいさな犬のお世話’について、まとめてみました。

1. 抱っこはしっかり

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抱っこはしっかりお願いね♡ image by Robert Couse-Baker / Flickr

落犬事故は、非常に多い事故の一つ。着地場所が悪かったり、着地の仕方に問題があった場合など、後遺症に苦しむ大事故になることも少なくありません。ベテランの飼い主さんでもワンコが興奮して暴れ出した時などには、ヒヤリとした経験をお持ちのことと思います。抱っこの機会が多い飼い主さんなら、スリングやキャリア、バックなどの使用を検討してみると良いでしょう。良いギアに出会えれば、ワンコも飼い主さんも安心です。

2. スロープやステップを使おう

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登れないねー。無理だねー。ねー。image by Ivan Bandura / Flickr

小型犬は、家具への飛び乗り・飛び降りでの怪我が多いもの。爪を傷めてしまったり、捻挫をしたり、時には椎間板破裂やヘルニアなど身体を痛める原因が飛び乗り・飛び降りなのです。今は症状が出ていなかったとしても、毎日の積み重ねが将来の不自由につながることは十分に考えられます。愛犬お気に入りの家具の近くにスロープやステップを設置してあげると、この心配を少し減らすことができますよ。

3. ハーネスを使おう

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ハーネスはオシャレだし♡ image by green kozi / Flickr

それぞれのワンコには、それぞれにピッタリなギアがあるものです。一概に「これが良い」というものではないのですが、首への負担を考えると小型犬にはハーネスの方が良さそうです。可憐で華奢な彼らの首まわりは、とってもデリケート。しかし一方で、リードをグイグイ引っ張って、自ら’首吊り状況’を作ってしまうのもやはり小さな犬。やわな首を守るハーネスなら、やんちゃな彼らの好奇心をもゆったりと抑えてくれますよ。

4. 彼らの目線になって安全を確認しよう

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なんか、コワイの、いる! image by Jan Truter / Flickr

例えばチワワ体高は、おおよそ15ー23cm。彼らの目に映る世界は、私たちのそれと全く違うものです。安全を確保したい飼い主さんなら、たまには目線を愛犬の高さにまで落として、彼らの世界を体験してみてください。ちょっとした段差や排水溝の網の蓋(グレーチング)が大きな障害になることがよく理解できます。目線を落とすことは’犬仕様の家’を作る点でも役立ちます。ソファやベッドの下に、口に入れて欲しくないものが落ちていた!なんていう発見があるかもしれません。

5. 常に愛犬の居場所を把握しておこう

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アタシは、ここよ! image by Austin Kirk / Flickr

日本では外出時にはリード着用が義務付けられていますので、自由に遊ばせていたら誘拐されたなんてことはないと思いますが…。本当に小さな子犬だと、庭で遊ばせていたらカラスに誘拐されたと疑われた事案も発生しています。「ちょっとお買い物」の時の係留も、小型犬だと危険度アップ。あなたが抱っこできるのと同じように、悪意を持った人がヒョイと抱えて攫ってしまうということもあり得ます。愛犬の居場所は常に把握しておくようにしましょうね。

6. 遊びの時にも目を離さず

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大きなコとも、仲良くできはするけれど image by popejon2 / Flickr

小型犬が誰かと遊ぶ時は、やはり目を配ることを忘れずに。特に小さなお子さんや大型犬など、力加減がうまくできない相手との遊びの時は、事故や怪我に注意しなければなりません。小さなお子さんと愛犬を接触させる時は、優しい触り方を教えながら一緒に時間を楽しみましょう。また、大型犬による小型犬の咬傷事故は少なくないから、遊びの時は要注意。ドッグランなど犬が自由にできる場所での遊びなら、犬のサイズでフィールドが分けられているような施設を選びましょう。

7. クレートを上手に活用しよう

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ちゃんとサボらずに働いてよね image by Suzette` Franck / Flickr

小型犬の良いところ。当たり前ですが「小型」だというところですよね。バックに入ってもらえば、どこでも一緒。フットワークの軽さ(?)は、彼らの大きな魅力です。このサイズの利を活かして、ゆっくり休んで欲しい時、おとなしくしていて欲しい時には、クレートを上手に活用しましょう。車でのドライブしかり、掃除の時間や修繕など’毒になるもの’の使用時しかり。クレートに入れて運ぶことで、「近くにいるけど、安全」という嬉しい状況を作り出すことができます。

8. 防寒着オシャレを楽しもう

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とっくりスタイルが好きです image by Brian Brooks / Flickr

可愛い愛犬は寒さが苦手。犬に洋服を着せることへの是非はありますが、小型犬に関しては「必要だ」と言い切ってよいでしょう。真夏に冷を取るために、そして寒い時期に体温を逃がさないために、防寒着は積極的に活用しましょう。どうせ着せるなら、愛犬によく似合う可愛いものを。堂々とオシャレを楽しみましょう!

Featured image credit sharyn morrow / Flickr

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