パーティやお出かけの機会が増え、何やかやと忙しい年末年始。ニンゲンの皆さんが忙しく動き回るこの時期は、愛犬たちがストレスを抱えがちな時期でもあります。

どんなことがストレッサーになるの？

・お客様を迎える｜ゲストとして訪問する

大人数でのパーティなどに慣れた犬なら良いけれど、普段は家族だけの生活をしている静かなご家庭の犬ならば、たくさんのお客様の来訪がストレスになってしまうこともありますよ。大人だけの暮らしに慣れたコが子供のゲストを迎えることも、お疲れの原因になるかもしれません。

・愛犬との旅行

移動を伴い慣れない場所を訪れる旅行も、愛犬にとってはストレスのもと。大きな音や移動のスピード、馴染みのないニオイなどに緊張してしまう犬も少なくありません。旅行に伴うあれやこれやに慣れる犬もいる一方、何度お出かけしても慣れることのない犬もいますので、愛犬のその日の様子をしっかり観察し、細かく休みを入れてあげましょう。

・お留守番｜ペットホテルでのお泊まり

家でのお留守番やペットホテルでのお泊まりも、やはりストレスの原因に。とりわけ、普段は多くの時間を家族の誰かと一緒に過ごしている犬ならば、急に知らない所に預けられ見知らぬ人に世話をされるのは少々辛いこともあります。

愛犬が見せるストレスのサイン

異常な勢いで走り回る、ワンワンと吠えてしまう、緊張のあまり排泄してしまうなど、いつもとは違う困った行動が見られるようなら、原因がどうであれ愛犬を落ち着かせるように配慮しましょう。

上記のようなわかりやすい変わった行動以外にも、「困ったな」「落ち着きたい」「怖いよ」などのサインを出していることがあります。例えば以下は、犬がストレスを感じている時に見せる行動（状態）の例です。

• 唇を舐める｜あくびをする
• 目を見開く（白目をむく）
• 逆毛を立てる
• 唸り声を上げる
• 尻尾を高くあげ前後に素早く振る
• 身震いする
• 身をすくめる｜尻尾を隠す
• 後ずさりをする｜隠れる
• 落ち着かない｜動き回る

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愛犬のストレスを緩和するためには

・愛犬が落ち着ける場所を確保する

クレートや、落ち着くための部屋、ベッドなどの安心できる場所を用意してあげましょう。普段から愛犬がどんな場所だと落ち着くのかを観察しておくようにしましょう。

・ストレス環境から完全に引き離す

大きな音楽が苦手だったり、大勢の人が苦手な愛犬なら、そうした場所に連れていかないという選択も愛犬のためになります。

・事前にエネルギーを発散させる

イベント前にお散歩や運動の時間を持つことで、過剰なエネルギーとストレスを発散させておくというのも一つの工夫です。愛犬がお散歩や運動で穏やかさがアップするタイプのコであれば、この方法は有効でしょう。

・いつもの習慣は変えないで

たとえば帰省や旅行を同行させる場合でも、いつもの習慣は変えないで。朝のお散歩やご飯の食器など、「いつもとおんなじ」は愛犬たちに落ち着きを与えるものです。

・愛用品を忘れずに

おなじみの毛布や大好きなオモチャを持っていくことを忘れずに。もちろん特別なオヤツも愛犬たちを不安やストレスから救い出す鍵になってくれます。

・いつも以上に愛情と注目を

飼い主さんが大好きな犬にとって、最大のストレスの元は「自分以外の何かに飼い主さんの注目を持っていかれてしまうこと」。パーティを楽しみつつ愛犬にも目配りを。いつも以上に注意と関心を払っていることを、愛犬にもわかるように伝えるようにしましょう。

Featured image credit TheGiantVermin / Flickr

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